名古屋大学出版会古典翻訳叢書
資本主義は生きのびるか―経済社会学論集

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  • サイズ A5判/ページ数 381,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815804169
  • NDC分類 331.72
  • Cコード C3033

出版社内容情報

資本主義の本質を、透徹した視野で語り尽くした刺激的論集。企業家、貨幣制度、
恐慌、社会主義をめぐる議論、また時々の経済状況を分析した的確な診断は、経済社
会学の観点からなされたシュンペーターの理論的探究の方向性を示唆するとともに、
その人と思想をも浮かび上がらせる。

目次:
解説 シュンペーターの経済学と社会学/第1章 社会科学をいかに学ぶか/第2章 
利子率と貨幣制度/第3章 企業家の機能と労働者の利害/第4章 資本主義の不安
定性/第5章 所得税の経済学と社会学/第6章 今日の世界不況――試論的診断/
第7章 価格システムの本性と必要性/第8章 資本主義は生きのびるか/第9章 社
会科学における合理性の意味/第10章 われわれの時代の経済的解釈――ロウエル
講義/第11章 現代の社会主義的傾向のもとでの私企業の将来/第12章 企業家精
神の研究のためのプランへの論評/第13章 社会の過渡的状態における賃金および
課税政策/第14章 アメリカの制度と経済進歩

内容説明

透徹した視野で語られた、今日性あふれる資本主義の社会学。自らが生きた時代への診断にして、資本主義の本質に迫る示唆的な議論を展開、逆説に満ちたビジョンと厳密な理論体系の知られざる側面に新たな光をあてるとともに、その人と思想をも浮かび上がらせた刺激的論集。

目次

社会科学をいかに学ぶか
利子率と貨幣制度
企業家の機能と労働者の利害
資本主義の不安定性
所得税の経済学と社会学
今日の世界不況―試論的診断
価格システムの本性と必要性
資本主義は生きのびるか
社会科学における合理性の意味
われわれの時代の経済的解釈―ロウエル講義
現代の社会主義的傾向のもとでの私企業の将来
企業家精神の研究のためのプランへの評論
社会の過渡的状態における賃金および課税対策
アメリカの制度と経済進歩

著者等紹介

八木紀一郎[ヤギキイチロウ]
1947年生まれ。現在、京都大学大学院経済学研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

43
この論文集には、14の論文が収められています。今までほとんど訳されていない論文で、渡米前にドイツ語で書かれたものや、英語で書かれた中期のもの、ハーバード大学の文書館に埋もれていた晩年のもので、様々な分野の及んでいます。企業家精神にかかわるものや表題になっているもの、賃金や課税政策などで私などは読んでいてドラッカーをイメージするところもあって彼もシュムペーターをかなり読み込んでいたのではないかと感じられました。2015/08/03

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