出版社内容情報
激動の20世紀を生きるとともに、市場経済、自由主義、法の支配の意味を考え
抜き、今世紀最大の経済学者=社会哲学者の一人と見なされるようになったハイ
エクの、自伝的メモと数多くのインタヴューからなる興味尽きない回想録。ハイ
エク自身の声が率直かつ明快に読者に語りかける。
目次:
第1部 ウィーン-ニューヨーク-ウィーン
第2部 ロンドン
第3部 分かれ道
第4部 シカゴ-フライブルク
内容説明
激動の世紀を生きるとともに、市場経済、自由主義、法の支配の意味を考え抜いた思想家の、興味尽きない回想録。ハイエク自身の声が率直かつ明快に語りかける。
目次
第1部 ウィーン‐ニューヨーク‐ウィーン
第2部 ロンドン
第3部 分かれ道
第4部 シカゴ‐フライブルク
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ステビア
3
ハイエクやるなら進化論ちゃんと勉強した方がいいだろうなあという確信を深めたんであります。2013/10/24
liverpool0810
3
自伝的メモとインタビュー、座談会からなる回想録。面白いエピソード満載。ハイエクがフロイト主義者の馬鹿らしさを突然理解したエピソードなんか最高。フロイト主義者 「そうね。これは死への本能のせいだよ」 ハイエク 「しかしこれは死への本能のせいではありません」 フロイト主義者 「そうか、それなら生への本能のせいだよ」 ハイエク 「はぁ!?(´○`)」 フロイト主義者香ばしすぎます。これでハイエクは当時流行の精神分析とマルクス主義の反証不可能で非科学的なところに脱力し、ポパー哲学を受容します。*若干脚色してますが2010/11/22
eraser head
0
久しぶりにハイエクの思想に触れてみて、やはり『感覚秩序』が重要であることがわかった。ハイエクはフロイト(主義)を全然認めていないけれど、フロイトの『科学的心理学草稿』でやろうとしたことは『感覚秩序』におけるそれと共通する部分があるのではないか。それとスウォーム・インテリジェンスにも引き付けて考えてみたい。 2014/01/29
fuku
0
人は知られたがっている2010/07/25
shone
0
ハイエクが自分自身の生い立ちから、経済学や思想などの学問的変遷、ケインズとの論争などについて語ったインタビュー形式の本。80年代以降、西側先進国の基本的価値観となっている自由主義の底流。2021/10/03