アメリカ帝国主義成立史の研究

アメリカ帝国主義成立史の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 342,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815803605
  • NDC分類 332.53
  • Cコード C3022

出版社内容情報

本書は、建国以来のアメリカ膨張主義の伝統をふまえて「大陸帝国」から「海洋
帝国」への転換をあとづけ、1898年の「米西戦争」における帝国主義世界体制
の成立とその一環としてのアメリカ帝国主義の出現を考察。当時の思想家による帝
国論や、内政・外交との関連にも光をあてる。
目次:
[第Ⅰ部] アメリカ膨張主義と帝国主義の成立 序 アメリカ膨張主義の伝統と転
換/第1章 「米西戦争」(スペイン=キューバ=フィリピン=アメリカ戦争)/
第2章 門戸開放宣言と「門戸開放帝国主義」の成立 [第Ⅱ部] 世紀転換期のア
メリカ帝国論 序 「ニュー・マニフェスト・デスティニー」/第1章 アルフレ
ド・マハンの海外膨張論/第2章 ブルックス・アダムズの「アメリカ帝国」論/
第3章 チャールズ・A・コナントの帝国主義論 [第Ⅲ部] 巨大企業支配体制・
革新主義・帝国主義/序 巨大企業支配体制の出現/第1章 マッキンレー主義と
コーポラティズムの台頭/第2章 T・ローズヴェルト政権の革新主義政治/第3
章 W・タフト政権と「ドル外交」/補 論 W・ウィルソン政権 [第Ⅳ部] 「帝
国主義」――理論と方法を求めて 序 「帝国主義」との格闘/第1章 レーニン
「帝国主義論」の現代的意義/第2章 「自由貿易帝国主義」論と「門戸開放帝国
主義」論/第3章 「周辺的アプローチ」の展開/第4章 「世界システム論」と帝
国主義

内容説明

新たなヘゲモニーの始動とその基盤。建国以来の膨張主義の伝統とその転換、そして世紀転換期における世界システムの一環としてのアメリカ帝国主義の成立を考察し、当時の帝国論や内政・外交との関連をも照射した労作。

目次

第1部 アメリカ膨張主義と帝国主義の成立(「米西戦争」(スペイン=キューバ=フィリピン=アメリカ戦争)
門戸開放宣言と「門戸開放帝国主義」の成立)
第2部 世紀転換期のアメリカ帝国論(アルフレッド・マハンの海外膨張論;ブルックス・アダムズの「アメリカ帝国」論;チャールズ・コナントの帝国主義論)
第3部 巨大企業支配体制・革新主義・帝国主義(マッキンレー主義とコーポラティズムの台頭;T・ローズヴェルト政権の革新主義政治;W・タフト政権と「ドル外交」 ほか)
第4部 「帝国主義」―理論と方法を求めて(レーニン「帝国主義論」の現代的意義;「自由貿易帝国主義」論と「門戸開放帝国主義」論;「周辺的アプローチ」の展開 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

陽香

1
199903292014/03/27

さいしーぐ

0
セオドア・ローズヴェルトと革新主義について興味があり、なかなか素人が日本語で読める革新主義時代についてまとまった本を見つけることができた。全体的な流れとしてアメリカの苛烈な労働運動や社会主義は一つに団結することができず、大企業や連邦政府に懐柔されちゃったっぽい。マッキンリーが労働者の弁護をしてたり、ローズヴェルトは連邦の版図を拡大させるために労働者の意向汲み取る方向性の割にトラストぶった切ったり苛烈なことをしてて面白い。2021/11/17

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