出版社内容情報
19世紀中葉「世界の工場」としての地位に君臨した英国は、独・米の台頭とと
もに1920・30年代にかけて「世界の銀行家」へと変質していく。本書は、この
英帝国経済の構造と特質を、英・印関係を中心とする世界市場的関係を視野に
入れて「金融と帝国」という新視点から分析する。
内容説明
「金融と帝国」視角によるイギリス帝国経済史。19世紀中葉「世界の工場」としての地位に君臨した英国は、独・米の台頭とともに19世紀末から1930年代にかけて「世界の銀行家」へと変質していく。本書は、この英帝国経済の構造と特質を、英・印関係を中心とする世界市場的関係を視野に入れて「金融と帝国」という新視点から分析する。
目次
第1部 インド植民地経済史(19世紀末インド弊制改革とボンベイ紡積業;インド金為替本位制の成立とロンドン金融市場;インドの金融システムと中央銀行創設問題)
第2部 イギリス帝国経済の構造(イギリス海外投資と帝国経済の構造;イギリス帝国経済ブロックの形成とインド)