出版社内容情報
イデオロギー先行型や個別実証型研究の弊を排して、日本植民地総体の全体構
造と特質を通貨・関税制度、国際収支、植民地投資等の分析をつうじて析出、
その中で各植民地の有する特徴を比較史的に明らかにする。数量経済史的手法
に貫かれた斬新な植民地経済史研究。
内容説明
イデオロギー先行型や個別実証型研究の弊を排し、日本植民地総体の全体構造と特質を通貨・関税制度、国際収支、植民地投資等の分析をつうじて析出、その中で朝鮮・台湾等各植民地の有する特徴を比較史的に明らかにする。数量経済史的手法に貫かれた斬新な植民地経済史研究。
目次
第1部 植民地統治の枠組(日本における植民地統治思想の展開;日本における植民地経済支配の制度的基礎)
第2部 植民地経済の構造(日本植民地帝国の経済構造;植民地朝鮮・台湾の資本形成;植民地朝鮮・台湾の国際収支;日本の植民地投資)
第3部 推計篇(植民地朝鮮・台湾の「域外収支」推計)