出版社内容情報
健康行動学(Health Behavior)の教科書として名高いロングセラー、最新第5版の全訳。具体的な実践例を提示しつつ、健康行動学の様々な決定要因やその複雑なメカニズムを明快に解説。原著は版を重ねるごとに無駄が削ぎ落され情報が整理され、簡明かつ網羅的な教科書としての完成度を高めた。医学、看護学、薬学等の院生、研究者、医療従事者に対して、理論的かつ実用的な基礎知識を提供する。
木原 雅子[キハラ マサコ]
翻訳
加治 正行[カジ マサユキ]
翻訳
木原 正博[キハラ マサヒロ]
翻訳
目次
第1部 健康行動:基礎(健康行動のスコープ;健康行動の理論、研究、実践;健康行動の生態学的モデル)
第2部 個人レベルの健康行動理論・モデル(個人に焦点を当てた健康行動理論;健康信念モデル;合理的行動理論、計画的行動理論、および統合的行動モデル;トランスセオレティカルモデル)
第3部 個人間における健康行動理論・モデル(健康行動の個人間影響に関するモデル;個人、環境、健康行動の間の相互作用;ソーシャルサポートと健康;ストレス、コーピング、および健康行動;ソーシャルネットワークと健康行動;健康と病気における個人間コミュニケーション)
第4部 健康行動変容のコミュニティ・グループモデル(健康行動変容のグループ、組織、コミュニティレベルのモデル;コミュニティエンゲージメント、コミュニティオーガニゼーション、コミュニティビルディングによる健康の向上;公衆衛生的介入の実施、普及および拡散について;変貌するメディア環境におけるコミュニケーションと健康行動)
第5部 研究と実践における理論の利用(研究と実践における理論の応用:イントロダクション;理論に基づくヘルスプロモーション介入のためのプランニングモデル;行動経済学と健康;ソーシャルマーケティング)
著者等紹介
グランツ,カレン[グランツ,カレン] [Glanz,Karen]
George A.Weiss大学の教授、Perelman大学医学部の疫学教授、同看護学部の看護学教授で、ペンシルバニア大学予防研究センター・健康行動研究センターの所長を務めている。Leonard Davis Institute of Health EconomicsとCenter for Public Health Initiativesの上級研究員、Annenberg Public Policy Centerの特別研究員、Penn Institute for Urban Researchの研究員でもある。ミシガン大学公衆衛生学部から公衆衛生学修士号(1977)を、Rackman大学大学院から博士号(1977)を、それぞれ授与されており、その後、エモリー大学(2004~2009)、ハワイ大学(1993~2004)、テンプル大学(1979~1993)で教職を務めてきた。2013年米国科学アカデミーのInstitute of Medicine(IOM)の会員に選ばれている
ライマー,バーバラ・K.[ライマー,バーバラK.] [Rimer,Barbara K.]
ノースカロライナ大学チャペルヒル校の公衆衛生学部の学部長で、健康行動・健康教育学のAlumni Distinguished Professor。健康教育と医療機関に関する研究で1973年にミシガン大学から公衆衛生学修士号を、また、健康教育に関する研究で1981年にジョンズホプキンス大学公衆衛生学部から公衆衛生学博士号を授与されている。ノースカロライナ大学チャペルヒル校のLineberger Comprehensive Cancer Center at UNC‐Chapel Hillの人口学部門の副ディレクター(2003~2005)、国立がん研究所のDivision of Cancer Control and Population Sciencesのディレクター(1997~2002)、デューク大学のCommunity and Family Medicineの教授(1991~1997)、フォックスチェイスがんセンターの行動研究のディレクター(1987~1991)を務めてきた。大統領の任命による国立がん研究所のNational Cancer Advisory Boardを指導した最初の女性の行動科学者として知られている。2008年Institute of Medicine(IOM)のメンバーに選出され、2011年にはオバマ大統領によってPresident’s Cancer Panelの会長に指名され、現在もその地位にある
ビィスワナス,K.[ビィスワナス,K.] [Vish Viswanath,K.]
ハーバード大学公衆衛生大学院(HSPH)のDepartment of Social and Behavioral Sciencesおよびダナファーバーがん研究所のMcGraw/Patterson Center for Population Sciencesのヘルスコミュニケーション学の教授。これまで、米国予防がん学会からJoseph W.Cullen Memorial Award for Excellence in Tobacco Research(2014)、米国コミュニケーション学会からDale E.Brashers Distinguished Mentorship Award(2013)、国際コミュニケーション学会と米国コミュニケーション学会からOutstanding Health Communication Scholar Award(2010)、そして健康教育に関する研究と理論への功績により、米国公衆衛生学会から、Mayhew Derryberry Awardを授与されている。国際コミュニケーション学会(2011)、行動医学会(2008)などの評議員に選出されており、2007~2010年の間、アトランタの米国疾病管理予防センター(CDC)のBoard of Scientific Counselors for the National Center for Health Marketingの議長などを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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