出版社内容情報
技術か才能か。キーエンス営業の「異次元」で知った、絶望と成長のリアル。
■営業は「才能」か、「技術」か?
~畏怖すら覚えた「異次元」との遭遇
「ここは異次元だ」
キーエンスに入社し、過酷だと噂された半年間の研修を終え、初めて営業の現場に立った日。 私の胸を貫いたのは尊敬でも憧れでもありません。まるで異星に降り立ったかのような、畏怖に近いほどの衝撃でした。
●プライドが砕かれた過酷な研修
新卒で、右も左もわからぬまま飛び込んだ私を待っていたのは、想像を絶する研修でした。
毎朝、前日の学習内容がテストとなって配られます。そして、テスト終了後ほどなくして、同部署の新入社員の点数と順位が公開発表されるのです。業界専門用語や商品知識を徹底的に分解して叩き込む基礎テスト、担当製品への理解度を問う技術テスト……。
同期の点数が冷徹な事実として表示される日々。競争心があおられるなどという生やさしいものではありません。自分の現在地が、プライドが、言いわけの余地なく白日の下にさらされ続けるのです。
物覚えの悪い私は必死でした。というより、狂気に近かったです。 毎晩、同期が寝静まった寮の中で一人、配布されたマニュアルのページをめくり、内容を脳に刻み続けました。その執念が実り、研修の基礎テストでは1位を獲得できました。そのときは、ほんの少し報われた気がしました。
ですが、研修のクライマックスで実施されたロールプレイング大会では、あっけなく予選敗退。シミュレーションしていた内容とは異なる質問を受けて頭が真っ白になり、準備していた言葉も喉に貼り付いて出てこなかったのです。
知識だけでは勝てない。
営業とは準備した手札で戦うだけでなく、その場の会話の中で顧客の心を動かすことなのだ、という残酷なまでの現実を私は同期の前でたたきつけられたのです。
しかし、本当の衝撃はその先に待っていました……。
【目次】
内容説明
キーエンスの誰でも売れるすごい仕組み。7つの質問で「買わない理由」をあぶり出す。「自分」ではなく「製品」に語らせて顧客の心をつかむ。顧客の「本気度」を目利きする魔法の質問とは?
目次
第1章 キーエンスという「怪物」の正体
第2章 才能を凌駕する「3つの型」
第3章 凡庸脱却のためのセールスフィロソフィー
第4章 「即決」をたぐり寄せる現場の「微差力」
第5章 脳内をハックする「質問技術」
第6章 「圧倒的量」をこなすための「物理学」
第7章 合理的に感情をデザインするための営業心理学
第8章 上司たちが残した「5つの金言」
著者等紹介
あさひ[アサヒ]
1991年、兵庫県生まれ。慶應義塾大学大学院卒。大学院卒業後、キーエンスに新卒入社。研修時は部内同期でトップクラスの成績(基礎テスト1位、技術テスト3位)を収めるも、配属後は一転して成果が出ず、2年目には最低評価を受け、どん底を経験する。そこからプライドを捨て、電話や質問の一つ一つを徹底的に研究。「凡人がいかにして成果を出すか」という再現性にこだわり抜いた結果、同下期に新商品販売ランキングで全国トップ10に2度入賞。才能に頼らず、泥くさい工夫で這い上がるための営業メソッドを確立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



