SB新書<br> 死ぬのが怖くてたまらない。だから、その正体が知りたかった。

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SB新書
死ぬのが怖くてたまらない。だから、その正体が知りたかった。

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784815628802
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C0211

出版社内容情報

夜、ふと「自分が消えてしまう」ことに息が詰まる。
死んだら無になるのか、何かが続くのか――。

死とは何か? なぜ死は怖いのか?
医学×宗教社会学×脳科学×哲学×物語を手がかりに
“死恐怖症”(タナトフォビア)の著者が究極の謎に挑む!

夜、ふと「自分が消えてしまう」ことに息が詰まる。死んだら無になるのか、何かが続くのか――。死を最も目にする医師、神や超越者を探究する宗教社会学者、デジタル不老不死を目指す神経科学者、死を見つめ続ける哲学者、人生や生死を描き出す小説家、それぞれの追い続けた「死」とは何か? いつか必ず死ぬ私たちは、何を信じ、どう生きるのか。これまで語られなかった、「死」と「死の恐怖」への新たな答えとは? 死生観が一変する1冊。


【目次】

序章  怖がる人
第1章 予習する人  中山祐次郎(なかやま・ゆうじろう) 外科医、作家
第2章 共に怖がる人 橋爪大三郎(はしづめ・だいさぶろう)宗教社会学者
第3章 希望の人   渡辺正峰(わたなべ・まさたか)   神経科学者
第4章 対峙する人  森岡正博(もりおか・まさひろ)   哲学者
第5章 超越する人  貴志祐介(きし・ゆうすけ)     作家
終章  生きる人

内容説明

死ぬのが怖い。だから、私は旅に出た。死の正体を求めて。夜、ふと「自分が消えてしまう」ことに息が詰まる。死んだら無になるのか、何かが続くのか―。死を最も目にする医師、神や超越者を探究する宗教社会学者、デジタル不老不死を目指す神経科学者、死を見つめ続ける哲学者、人生や生死を描き出す作家、それぞれの追い続けた「死」とは何か?いつか必ず死ぬ私たちは、何を信じ、どう生きるのか。死生観が一変する1冊。

目次

序章 怖がる人
第1章 予習する人 医師・中山祐次郎
第2章 共に怖がる人 宗教社会学者・橋爪大三郎
第3章 希望の人 神経科学者・渡辺正峰
第4章 対峙する人 哲学者・森岡正博
第5章 超越する人 作家・貴志祐介
終章 生きる人

著者等紹介

浦出美緒[ウラデミオ]
日本タナトフォビア協会代表。秀明大学非常勤講師(「看護倫理」担当)。東京大学大学院医学系研究科博士後期課程満期退学。1983年、東京都江東区生まれ。5歳から死ぬのが怖いと泣く子どもで、その後37年間タナトフォビアとともに人生を歩む。東京医科歯科大学卒業後、東京大学大学院にて修士・博士課程を過ごし(専門は医療倫理)、国立成育医療研究センターにて看護師、防衛医科大学校にて助教、BCG(ボストンコンサルティンググループ)にて戦略コンサルタントとして勤務。再度大学教員として防衛医大にて教育研究を行う。現在はプライベート訪問看護師、大学非常勤講師、協会代表としてタナトフォビア専門のカウンセリングや情報発信に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

pirokichi

28
「死恐怖症」の著者と哲学者ら5人との死についての対談集。著者がとにかく真実を知りたがることが不思議だった。真実が更に恐怖心を深めることになるかもしれないのに。そもそも真実がわかると考えていることも楽観的だ。私も幼いころから「死ぬ」ことを極端に怖がる方だったが、家族が突然死し「死」が怖いものであるとは思いたくなくなった。全く怖くないわけではないが、怖がるなんてごめんねと思ったり。対談では橋爪大三郎さんと森岡正博さんの考えに頷くことが多かった。5人の方との対談で私も一緒に思いを巡らすことができてよかった。2025/09/26

とも

24
「死」に対しての対談集。医師や社会学者や作家ら。死ぬとどうなる、死の恐怖の正体は・・など。冒頭の医師と次の宗教社会学者との対談が面白かった。 「死ぬ2〜3週間前はあまり意識はない」「死は自分のものではない」「無になる怖さの逆を考えてみる、無にならない怖さ」「年寄りは死を受容してる人が多い」などなど。 死がやや身近に思えてきた。ラファティ「九百人のお祖母さん」みたいなものかしらん。2025/09/25

ryohjin

16
死ぬのが怖い…死恐怖症の著者が、その正体を知るために5人の専門家と対談し教えを受けています。医学、宗教社会学、神経科学、哲学、小説家と様々な分野からの知見が語られ興味深く読みました。著者は死の恐怖の中核を、永遠の無になることと感じているのですが、神経科学者からは、連続性をもって「人の意識を機械にアップロードする」研究について語られます。実現すれば永遠に無にならない意識が得られることになるのですが、逆に終わらない意識を持つ恐怖が生まれるのではないかと感じました。普段考えないことを考える機会となりました。2025/09/26

寺さん

13
タナフォビア(死恐怖症)の著書が5人の専門家に死の恐怖を対話形式でぶつける内容。正直、中山祐次郎さんとの対話以外は、飛ばし読みしました。ちょっと内容が難しいため、私の頭ではついていけなかった。私は死後というより死を迎えるにあたり、できる限り健康であり続け、可能ならピンピンコロリを願う一人。ピンピンコロリが叶わないならセデーションによる死を選ぶと考えます。だから、中山祐次郎さんと同じです!引き続き死については考えて行きたい。それがより良い生き方に繋がるので。2025/10/13

二人娘の父

8
まさに私も著者寄りの死恐怖症(タナトフォビア)だ。著者は協会を創立するほどこの恐怖と対峙している。5人の識者との対話形式で進むので読みやすく頭に入ってきやすい。何よりも驚いたのは死の恐怖の個人差の大きさ。確かにこの恐怖を他人と共有したことは、一度もない。にしてもこれだけの違いがあるとは。最も面白かったのは宗教社会学者・橋爪大三郎氏の話。「時間なんてない」「現在が確実なら、それに満足すべき」分かる人は分かる類の話だが、甲本ヒロトの思考、つくる歌詞と内容がとても似ている。タイトルがダイレクト過ぎな点も好感。2025/10/21

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