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出版社内容情報
新たな罪人。新たな一週間。
出会いと別れは続いていく。
猫耳姿の殺し屋・ミミは、標的となった罪人たちに望んだ最期の一週間を過ごさせる変わった殺し屋だ。
「あたしと家族になって! ミミ先輩!」
新たな国へと拠点を移したミミのもとに現れたのは情報班出身の殺し屋。コードネーム46、通称シロ。ミミを深く慕う彼女の教育係に任命され、ともにターゲットの最期を見守っていくことになる。
余命一週間の絵描き、親を手にかけた研究者の少年、雇い主殺しの元傭兵など。新たな罪人たちとの出会いと別れは、ミミに何を遺していくのか? 猫耳姿の殺し屋と一週間後に殺される罪人たちの交流を描いた物語、続編。
内容説明
猫耳姿の殺し屋・ミミは、標的となった罪人たちに望んだ最期の一週間を過ごさせる変わった殺し屋だ。「あたしと家族になって!ミミ先輩!」新たな国へと拠点を移したミミのもとに現れたのは情報班出身の殺し屋。コードネーム46、通称シロ。ミミを深く慕う彼女の教育係に任命され、ともにターゲットの最期を見守っていくことになる。余命一週間の絵描き、親を手にかけた研究者の少年、雇い主殺しの元傭兵など。新たな罪人たちとの出会いと別れは、ミミに何を遺していくのか?猫耳姿の殺し屋と一週間後に殺される罪人たちの交流を描いた物語、続編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
新たな国へと拠点を移したミミのもとに現れたのは情報班出身の殺し屋。コードネーム46、通称シロ。ミミを深く慕う彼女の教育係に任命される第2弾。余命1週間の絵描き、親を手にかけた研究者の少年、雇い主殺しの元傭兵など、新たな罪人たちとの出会いと別れの中で、ミミがシロを教育していった結末。そして1週間後に殺してきた彼女の罪を問う、かつて母親を殺された息子。同様に与えられた1週間の猶予は、改めて彼女のこれまでを振り返る7日間でもありましたけど、死を受け入れていたはずの彼女に芽生えた生きたいという思いが印象的でした。2025/01/14
和尚
19
二巻目。一巻の終わりからどういう流れになるのかなと楽しみに読んで、面白かったです! ターゲットとの一週間、この構成が好みなので嬉しい。新しいキャラのシロを通して深掘りされていくのも本当に良かった。そして、その後の展開も好きでした。 エピローグについても良き締めでした、帳尻というものが存在するのであれば、こうして合わさるのが良い、そう思えるピースがハマる終わり方でとても良かったです。2025/01/19
れっちん
10
今巻もオムニバス形式で人と人との関わりを描いていますが、前巻を上巻として、本作は完結に向けてより深い物語を見せてくれた。 「深い」という言葉にはさまざまな意味が込められている。人との関わり、想い、ミミ自身の罪の深さ――これらの要素が多面的に深みをもたらしている。 『環境さえ違えば罪を犯さなかったであろう人たち』 この人たちの関わりを、一週間という限られた時間の中で描き出し、読み手にどのような感情を抱かせるのか。 そういった点でも、本作は改めて時間をおいてじっくり読み返したくなる一冊。2025/01/24
色素薄い系
5
前回続きいるかな?と思っていたんだけどミミの殺し屋としての生き方にピリオドが打たれるという意味で重要でした。最後にミミを殺そうと出てきたルイ少年の母親がどこで出てきたのか覚えてなかったのがあれなんだけど報いを受ける時が来たと受け入れていたのに「お前の死は背負ってやらないだからお前は殺した相手の人生を背負って行き続けろ」という選択やミミだって環境が違えば道を違えなかった人という答えは目から鱗が落ちる思いだったのではないでしょうか。殺し屋を辞めた後の組織がどうなったのか気になるけど終わり方は良かったと思います2025/02/26
コロンブス
4
組織を抜け、殺し屋としてニイニと共に独立したミミの前に現れた暗殺者、コードネーム46ことシロ。ミミを強く慕うシロは彼女と共に、標的となった罪人たちの抱える様々な想いを、与えられた一週間の中で知っていく...罪人と殺し屋の命の物語、その続編。是迄に見届けてきた様々な罪人たち同様、ミミもまた一人の罪人であると同時に"環境が違えば罪を背負わなかった存在"の一人...立場の逆転を経て自身の罪と向き合うミミやその結末が描かれていて、作品の主題や主人公を深堀りする良質な続刊だったと思います。2025/01/12