出版社内容情報
「落ち着きがない」「衝動的な言動が多い」「仕事でミスが多い」……
そんな発達障害の方の行動が気になっている人、多いかもしれません。
このような行動はどれも、じつは性格やる気、しつけが原因ではないのです。それぞれの行動の裏側には、医学的に見た理由が存在するのです。
その原因や、有効な対処法がわかれば、発達障害当事者の方とのすれ違いや、あなたが一人で抱え込んでいる悩みが減るかもしれません。
数十年に及ぶ臨床経験を持つ医師が医学的知見にもとづいて教える「当事者との上手な向き合い方」。
内容説明
「職場で接する発達障害の人に振り回されてしまう」「わが子の言動が理解しがたい」―実はそれ、当事者の性格・やる気でも、親の育て方のせいでもないんです!代表的な15の不可解な行動事例を取り上げながら、その要因と具体的な対処法についてやさしく解説した1冊。
目次
序章 まずみなさんにお伝えしたいこと(初めにお伝えしたい2つのこと;「親の育て方のせい」は医学的に完全な誤り)
第1章 発達障害の人の「頭の中」はどうなっているのか?(5000人の患者さんと接してきて言えること;発達障害の人は世界をどのように認知している? ほか)
第2章 周囲の人が困っている発達障害の「不可解な行動」(職場・学校・家庭などでよく目にする「不可解な行動」;「不可解な行動」には理由がある―それぞれの対処法とともに、専門家が教えます!)
第3章 当事者たちが抱える悩みとは?(「不可解な行動」をとりたくてしているわけではない;発達障害の人が周囲から言われるとつらい言葉 ほか)
第4章 ともに生きやすくするための処方箋(仕事や学習を進める上で意識したいこと;居心地の良い環境を作るために ほか)
著者等紹介
岩波明[イワナミアキラ]
1959年、横浜市生まれ。東京大学医学部医学科卒業。東大病院精神科、埼玉医科大学精神科、東京都立松沢病院などにおいて、幅広い精神疾患の診療にあたる。うつ病の薬物療法、精神疾患の認知機能障害、司法精神医療、発達障害の臨床研究などの研究に従事。2008年に昭和大学医学部精神医学講座准教授、2012年に同大学精神医学講座主任教授、2015年から昭和大学附属烏山病院病院長を兼任、2024年より同大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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