出版社内容情報
私たちはなぜ大阪弁・関西弁的な表現をつい使ってしまうのだろうか?
その問いの先に、私たちのコミュニケーションを背後で支えている感覚が見えてくる。
日本語学の泰斗にして役割語研究の第一人者が、文楽、落語、小説、漫才、インタビュー、マンガ、アニメ、ドラマ等の幅広い資料を参照しながら、ことばと文化をめぐる謎に正面から挑む。
一度キチンと知っておきたかった
「大阪ことば」のあれやこれや。
目からウロコとはこのこと!
ほんまにほんまに。
――万城目学(小説家、大阪府出身)
内容説明
コミュニケーションの伝統に学ぶ。私たちはなぜ大阪弁・関西弁的な表現をつい使ってしまうのだろうか?その問いの先に、私たちのコミュニケーションを背後で支えている感覚が見えてくる。日本語学の泰斗にして役割語研究の第一人者が、文楽、落語、小説、漫才、インタビュー、マンガ、アニメ、ドラマ等の幅広い資料を参照しながら、ことばと文化をめぐる謎に正面から挑む。
目次
第一章 大阪人のしゃべりはなぜ軽快か―大阪弁のリズム
第二章 歌う大阪弁―アクセントが作ることばのメロディー
第三章 大阪弁・関西弁はひとつじゃない―「ほんもの」の大阪弁とは?
第四章 大阪弁はいつ、どのように生まれたのか―「コテコテ大阪弁」の誕生とその後
第五章 大阪人は本当にけちか―ステレオタイプの成立と変容
第六章 大阪人のコミュニケーションはどこがちがうのか―大阪人はストリートファイター
第七章 日本語話者はなぜ大阪弁に魅せられるのか―ポストモダン化する日本語話者
著者等紹介
金水敏[キンスイサトシ]
1956年、大阪府生まれ。放送大学大阪学習センター所長、大阪大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。大阪女子大学助教授、神戸大学助教授、大阪大学教授等を経て、2022年より現職。博士(文学)。専門は日本語史、役割語(言語のステレオタイプ)研究。日本学士院会員。文化功労者(2023年)。著書に『日本語存在表現の歴史』(ひつじ書房、第25回新村出賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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