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出版社内容情報
俺だけ使える異世界チート魔法でダンジョン無双!
内容説明
「…思い出した。俺、賢者だった」妹の学費を稼ぐために働き口を探していた青年・桜坂天人は、ある日の帰宅途中、いきなりドラゴンに遭遇してしまう。なすすべもなく殺されかけたその時、大魔導師として生きた前世の記憶が蘇り、覚醒した魔法であっさりドラゴンを叩きのめした。これをきっかけにダンジョンを攻略する“討伐者”として活動を始めた天人は、一人ひとつの能力しか使えない通常の討伐者と異なり、無数の魔法を操り異例の成果を上げていく。「うわぁ…すごいよお兄ちゃん!」「あなた一体、何なのよ…!!」前世の魔法で未来を切り開く、爽快無双ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
ダンジョンをイデアという異能を持った討伐者が攻略する世界で、イデアを持たない桜坂天人が、異世界の大魔導師でだった記憶を活かして無双するファンタジー。異能を持っていないがゆえに妹と2人極貧生活を送っていた天人が、ダンジョンを攻略する討伐者として活動し始めて生活が激変していく様子は微笑ましかったですが、ダンジョンで窮地に陥っても普通なら1つの能力しか持たない討伐者の中で、1000種類以上の魔法を使える賢者の力は圧倒的で、紆余曲折を経てコンビを組むことになった神南とどんな活躍を見せてくれるのか続巻に期待ですね。2024/11/13
まっさん
17
★★☆ 日本各地にダンジョンが生まれ落ち、「イデア」と呼ばれる特殊な能力に目覚めた討伐者のみがそれらに対抗出来る世界。何の能力も持たない平凡な青年だった桜坂天人は、ある日自身の前世が異世界で賢者であった事を思い出す。幸いかつて習得した魔法はこの世界でも扱える。これで貧乏生活ともおさらばとばかりに討伐者になる事を決める天人。一人ひとつしか能力を持てない討伐者と異なり、彼は千を超える魔法を用いて今日もダンジョンを攻略して… 良くも悪くもローファンタジー物として楽しめました。 良かったところはダンジョン攻略→2024/12/20
真白優樹
10
東京のど真ん中にダンジョンが出現し三十年、ダンジョン関連産業以外の不景気と治安悪化が起きた日本で、何の力も持たぬ少年が前世の記憶に目覚め始まる物語。―――目覚めるのは無限の手札、無限の力。 一人一つであるはずの力が彼には千種類以上、正に無限の力で道を切り開いていく物語であり、現代ファンタジー×無双と言う真っ直ぐな面白さがある物語である。果たして始まったばかりの成り上がりはどこまで突き進むのか。仲間も人脈も少しずつ増えていく、その先にどんな無双が見られるのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。 2024/11/15
尚侍
4
とっても面白かった。基本的にはタイトル通りの内容でしたが、主人公がいい意味で異世界に染まっていないというか、こちらの世界の常識の範囲内で動いているので、能力を使いまくっても鼻につかないのがよかったですね。妹を大切にする小市民体質というのも親近感がわきますし、俺tueeeeであってもこういう作品は身の丈に合っていて読みやすく感じました。話を広げようと思えば広げられそうな設定ではありましたが、果たしてどこまで進んでいくか、続きが楽しみです。2024/11/21
菊地
2
現代ダンジョンものに、異世界転生(前世の記憶・能力が戻る)要素を合わせたような内容。 まあ、「前世要素」は主人公への「チート付与」の理由付け以上の意味にはなっていないかな、という印象。 主人公やヒロインのキャラクター性は特段刺さらなかったので、今のところは僕向きの作品ではなかったかな?という印象ですね。2024/11/21