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出版社内容情報
世話好きな隣人との焦れ焦れ甘々ラブストーリー!
内容説明
「色々と思い出を作っていきたいですから」自堕落な一人暮らし生活を送っていた高校生の藤宮周と“天使様”とあだ名される学校一の美少女、椎名真昼。ふとしたきっかけから徐々に心を通わせ、いつしか惹かれ合っていき、お互いにかけがえのない相手となった二人。かたちを変えた関係のなかで紡がれた、様々な思い出を描く、書き下ろし短編集。これは、甘くて焦れったい、恋の物語―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
43
面白かったですね。 短編集ということで真昼視点が多めでしたし、あまり見ないキャラクターの絡みあり、そして真昼のルーツとなった小雪さんの登場は嬉しい限り。 それにしてもあの夜を真昼視点で振り返られるとは…最高でした。2024/04/04
佐治駿河
41
短編集。本編をより楽しめるような一冊です。特に好きな短編は真昼と小雪の昔話である「幼い頃の儚い夢と残骸」と周の両親である志保子と修斗の心情が語られる「かわいいこどもたち」の二編ですね。特に「かわいいこどもたち」で語られるているふたりの会話は親としての強い意志が感じられ、そこそこの年齢の読者にはとても刺さるのではないでしょうか?最期に「二人だけのひみつ」では、周と真昼の関係がそこまで進展してたのかと驚かされました。2024/12/12
よっち
39
ふとしたきっかけから徐々に心を通わせ、いつしか惹かれ合っていき、お互いにかけがえのない相手となった周と真昼。かたちを変えた関係のなかで紡がれた、様々な思い出を描く短編集。同じようで違う人との距離感、周も認める真昼の努力や幼き日の真昼を支えてくれた小雪さん、周の両親視点から見た二人、周と真昼の父邂逅後の甘いエピソード、真昼から見た周の変化、一緒に買い物に行って想像したこと、二人だけのひみつやお互いの話し方や呼び方、気遣いのできる関係など、主に真昼視点からの揺るぎない絆を改めて感じさせてくれた短編集でしたね。2023/09/13
芳樹
37
【BW】周と真昼が交際を始めてからの日常を綴る短編集。恋人どうしになって以降のお話なので今までのようなじれったさはなく、始終ほのぼのとした気持ちで読み進めることができましたが、ときおり二人の過去エピソードや二人以外の人物に焦点を当てたお話が挟まれることがアクセントになっていて、甘い話一辺倒みたいな展開ではないのが良かったですね。2024/03/24
真白優樹
15
真昼がいつも書いていた日記を見返す中、彼女の今までの本心が垣間見える今巻。―――母親よりも母、その思いは今、確かに叶う。 今までの様々な状況での真昼の思いを描く中、かつての保護者代わりであったハウスキーパー、小雪との日々を一部語る巻であり、その願いが今確かにかなっている事を示す、違う深みのある甘さが心に沁みる巻である。深まって、いつかの未来がより確実になっていく中、最後の一線は未だながら確かに、動き出す二人の関係。果たしていつ、この二人は結婚するのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2023/09/16