出版社内容情報
ビジネスパーソンにとって、
行動経済学ほど「イケてる学問」はない。
現に世界のビジネス界では、
その影響力はますます強まっている。
いま世界の名だたるトップ企業の間で、
「行動経済学を学んだ人材」の争奪戦が、
頻繁に繰り広げられている。
1人の人材獲得に何千万円もの資金が動き、
企業には「行動経済学チーム」までできている。
ビジネス界の要請を受けた世界のトップ大学が、
次々と「行動経済学部」を新設し始めている。
MBAのように、多くのビジネスパーソンが
行動経済学を学びに集まっている。
もはや行動経済学は、
「ビジネスパーソンが最も身につけるべき教養」
となっているのだ。
しかし、行動経済学は新しい学問であるが故に、
これまで体系化されてこなかった。
理論を一つ一つ丸暗記するしかなく、
なかなか「本質」がつかめなかった。
そこで本書では、基礎知識をおさえた上で、
「ナッジ理論」「システム1vsシステム2」
「プロスペクト理論」から、
「身体的認知」「アフェクト」「不確実性理論」
「パワー・オブ・ビコーズ」まで、
「主要理論」を初めて体系化するという、
これまでにない手法で、行動経済学を解説する。
内容説明
「ナッジ理論」「システム1vsシステム2」「プロスペクト理論」から、「不確実性理論」「身体的認知」「アフェクト」「パワー・オブ・ビコーズ」まで。「主要理論」を初めて体系化した入門書!
目次
序章 本書といわゆる「行動経済学入門」の違い(そもそも行動経済学は「なぜ生まれた」のか?;「従来の行動経済学」は体系化されていない ほか)
第1章 認知のクセ―脳の「認知のクセ」が人の意思決定に影響する(認知のクセを生む「大元」は何か?;システム1が「さらなる認知のクセ」を生み出す ほか)
第2章 状況―置かれた「状況」が人の意思決定に影響する(人は状況に「決定させられている」;「多すぎる情報」が人の判断を狂わせる ほか)
第3章 感情―その時の「感情」が人の意思決定に影響する(そもそも「感情」とは何か?;「ポジティブな感情」は人の判断にどう影響するか? ほか)
エピローグ あなたの「日常を取り巻く」行動経済学(「自己理解・他者理解」と行動経済学;「サステナビリティ」と行動経済学 ほか)
著者等紹介
相良奈美香[サガラナミカ]
行動経済学コンサルタント。日本人として数少ない「行動経済学」博士課程取得者であり、行動経済学コンサルティング会社代表。オレゴン大学卒業、同大大学院心理学「行動経済学専門」修士課程および、同大ビジネススクール「行動経済学専門」博士課程修了。デューク大学ビジネススクールポスドクを経て、行動経済学コンサルティング会社であるサガラ・コンサルティング設立、代表に就任。その後、世界3位のマーケティングリサーチ会社・イプソスにヘッドハントされ、同社・行動経済学センター(現・行動科学センター)創設者兼代表に就任。、ビヘイビアル・サイエンス・グループ(行動科学グループ、別名シントニック・コンサルティング)代表として、行動経済学を含めた、行動科学のコンサルティングを世界に展開している。まだ行動経済学が一般に広まる前から、「行動経済学をいかにビジネスに取り入れるか」、コンサルティングを行ってきた。アメリカ・ヨーロッパで金融、保険、ヘルスケア、製榮、テクノロジー、マーうティングなど幅広い業界の企業に行動経済学を取り入れ、行動経済学の最前線で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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