出版社内容情報
「日本国憲法」と聞いて、みなさんは何をイメージしますか?
「よく耳にはする。だけれど、詳しく知る機会がないまま大人になってしまった」
「学生時代を振り返っても、授業できちんと学んだ記憶がない」
「大切だとは思うけれど、個々の人生にどのように関わっているものなのか、真剣に考えたことはない」
そんな風に感じる人が多いのではないでしょうか?
一方で、日々のニュースなどでは、憲法に関連する報道が度々話題になります。
例えば、「憲法9条」「改憲の是非」「天皇制」「個人の尊重」「人権侵害」「勤労・納税・教育の義務」などなど。枚挙にいとまがありません。
ロシアによるウクライナ侵攻で、国内での「改憲論」が再過熱している今、改めて、大人の教養として最低限知っておきたい憲法について、学び直してみませんか?
本書は、教養人として名高い齋藤孝先生が、誰もが理解できるように憲法についてやさしくかみ砕いて解説した1冊となっています。
日本国憲法の原文と、それを平易に言い換えた現代語訳つき!
私たちの当たり前を守り、生き方・人生・世界のあり方について考えるヒントをくれる羅針盤――そんな存在である「憲法」を学ぶ教室が今、開講します。
内容説明
政治と宗教をめぐる問題、不透明な世界情勢、核戦争の脅威…そして価値観が多様化する個人と社会。改憲論議で注目されがちな憲法は、「日本の行く末」はもちろん、「私たち個人がどう生きるか」といった問題にも深く関わっている。先の見えない時代だからこそ、歴史を振り返り、今を見つめ、未来を見据える。その助けとなる「憲法」を学ぶ意義と価値を、あますところなく伝える1冊。
目次
0時間目 憲法とは一体何か
1時間目 日本国憲法はどうやって生まれたのか
2時間目 いざ、日本国憲法の前文を読んでみよう
3時間目 「象徴としての天皇」って何だろう
4時間目 「第九条」のはなし
5時間目 「個人の尊重」って何だろう
6時間目 「統治機構」って何だろう
7時間目 憲法自体に関する決まり
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業後、同大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞。日本語ブームをつくった『声に出して読みたい日本語』(草思社)で毎日出版文化賞特別賞。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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