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出版社内容情報
後輩の小栗がタイムリープしていた。その事実を知らされた文化祭、七哉と透花は出会えず、それ以来、互いに気まずい思いをしていた。
「もしかして、アンタたち、もう付き合ってるとか!?」
「ふふ、ご想像にお任せしますよ」
そんな中、小栗の策略と琵琶子の勘違いにより七哉と小栗が付き合っているという噂が透花に届く。
動揺でポンコツ化する透花は数々の騒動を引き起こす。そして透花は七哉のことも避け続けていた。透花をなんとかするため七哉と琵琶子はクリスマスパーティーに透花を招待するが……。徳山銀次郎×よむが贈る、両片思いラブコメディ第4弾!
内容説明
後輩の小栗がタイムリープしていた。その事実を知らされた文化祭、七哉と透花は出会えず、それ以来、互いに気まずい思いをしていた。「もしかして、アンタたち、もう付き合ってるとか!?」「ふふ、ご想像にお任せしますよ」そんな中、小栗の策略と琵琶子の勘違いにより七哉と小栗が付き合っているという噂が透花に届く。動揺でポンコツ化する透花は数々の騒動を引き起こす。そして透花は七哉のことも避け続けていた。透花をなんとかするため七哉と琵琶子はクリスマスパーティーに透花を招待するが…。徳山銀次郎×よむが贈る、両片思いラブコメディ第4弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
38
今巻のエピソード、表紙がすべてを物語っていますね……。小栗ちゃんによる妨害工作もあって、ずいぶんと遠回りをしてしまいましたが、七哉と透花のやり直し高校生ラブコメも無事に完結。失恋したものと勘違いしてポンコツ化した透花が可愛かったです。小栗の暗躍でひと波乱ありましたが、物語としてはクライマックスを丁寧に描いてくれた印象です。もっと小栗ちゃんが暴れてくれても良かったかなと思いますが、爪痕は残せたか……。 最後までしっかり明るいラブコメで、楽しく読めた作品でした。小栗ちゃんも幸せが掴めているといいんですけどね〜2022/04/16
よっち
29
意を決して約束した文化祭で出会えず、互いに気まずい思いをしていた七哉と透花。小栗の策略と琵琶子の勘違いにより七哉と小栗が付き合っているという噂が透花が聞いてしまう第四弾。動揺してポンコツ化してしまい、数々の騒動を引き起こす透花。そんな彼女の誤解に気づかないまま透花に避けられ続けてしまう七哉。話なんか聞きたくないとどこまでも逃げる透花は、ほんと面倒くさいなと苦笑いでしたけど、それでもお互いにとってかけがえのない存在で、しっかりと向き合ってくれる大切な人と仲間たちがいて、ベタだけれどとても魅力的な物語でした。2022/01/14
nishiyan
16
文化祭で後輩の小栗もタイムリープしていたことがわかり、一度目との齟齬の原因が明らかになる中、約束を果たせなかったため気まずくなる七哉と透花。小栗の策略と琵琶子の勘違いから七哉と小栗が交際中という噂が透花の耳に入る本巻。動揺でポンコツ化&聞く耳を持たない透花の酷さ加減にはうんざりさせられるものの、母・綾花さんの話が面倒くさい彼女を紐解く鍵になるのは面白い。なまじ社会人を経験したことで起こる二人のすれ違いも、高校生らしくお互いに想いを打ち明けたことで大団円。変化した未来がもう一組あるのも素敵なラストだった。2022/01/16
サケ太
15
綺麗に完結。離れた二人が接近し想いを伝えあうシーンがやはり好き。2022/03/05
真白優樹
9
小栗の策略により噂が流れ透花がポンコツになる中、聖夜を舞台に思いが巡り向き合っていく最終巻。―――二周目だからこそ、違う青春だからこその答えを。 大人の記憶を持つからこそ信じ切れず逃げてしまう。そんな不器用で面倒くさい二人が仲間達に背を押され向き合う巻であり、二周目だからこその答えを選び取る、最後まで独特の甘さがある巻である。二周目だからこそ掴めた答えと想い、未来を変えて掴み取った望んだ景色。その大切さがわかっているからこそ、もうきっと迷うことは無いはず。だから、もう安心である。 うん、とても面白かった。2022/01/16