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出版社内容情報
「叔父さん、私のご飯美味しい?」
芝井結二、28歳。彼の暮らすワンルームには、料理や掃除など身の回りの世話をしてくれる女子高生、姪の絵里花が通っている。
姪。つまり、姉の娘。
幼い頃から結二によく懐いていた彼女だったが、15歳になった今では可愛さにも磨きがかかり……
「ねえ叔父さん、ドキドキした?」
「アホか。いい加減、怒るぞ」
無防備で少し生意気なところはいかがなものか、と心配になることも。
そして、そんな絵里花と食卓を囲む幸せを噛みしめながら、結二はふと未来のことを考える。
「俺の姪は将来、どんな相手と 結婚するんだろう?」
内容説明
「叔父さん、私のご飯美味しい?」芝井結二、28歳。彼の暮らすワンルームには、料理や掃除など身の回りの世話をしてくれる女子高生、姪の絵里花が通っている。姪。つまり、姉の娘。幼い頃から結二によく懐いていた彼女だったが、15歳になった今では可愛さにも磨きがかかり…「ねえ叔父さん、ドキドキした?」「アホか。いい加減、怒るぞ」無防備で少し生意気なところはいかがなものか、と心配になることも。そして、そんな絵里花と食卓を囲む幸せを噛みしめながら、結二はふと未来のことを考える。「俺の姪は将来、どんな相手と結婚するんだろう?」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
家の事情で自営業の叔父・芝井結二28歳のワンルームに通い、料理や掃除など身の回りの世話をしてくれる姪の女子高生・絵里花15歳。二人のほのぼのワンルーム半同居生活とその変化を描く物語。幼い頃から結二によく懐いていた彼女との久しぶりの再会。そしていつの間にか欠かせないものになってゆく絵里花と食卓を囲む幸せを噛みしめつつ、訪れる彼女の転機に苦い過去を思ってどうすべきか葛藤する結二。お互いを尊重するとても優しい関係で、どう向き合うべきなのか難しいですけど、そんなこれからの二人の物語をまた読んでみたいと思いました。2021/08/11
まっさん
29
★★☆ 発売前から表紙に一目惚れして購入を決めていた作品。 内容はタイトルから連想されるような、恋愛面においてうだつの上がらない一人の男と彼の姪が織り成す温かな家族の物語。親族関係で歳の差恋愛物という設定は割と見かけるものの、「叔父と姪」という法律的に決して結ばれるはずのない関係性を描いた作品は珍しく、どういう結末を迎えるかは別としても興味深い物語だった。 ただ、ラブコメ作品においてよくあるタイトルにもあらすじにも開示されていない要素が物語に深く絡んでくる〜という悪い構成が組み込まれており、今作にお→2021/11/29
ひぬ
25
28歳のフリーランスとして働く主人公・芝井結二のもとに通う15歳の女子高生・芝井絵里花の二人の半同棲生活を描いた物語。ラブコメに重きを置かず、割としっかりお仕事ものとして成り立っていたのは良かったと思います。主人公が些か属性過多なのは少し気になりましたが、それを言うのであればエリもモリモリなのでそこは割り切ります。エリのお世話になっている主人公が最終的にエリの成長を促すところは良かったです。表紙がかなり好みでした。2021/11/03
サケ太
21
通い姪の話。主人公が動画編集者という、現代的な需要を感じさせる職業なのは面白い。姪の抱える過去。それと向かい始めた現在。その未来に想いを馳せる主人公。その思いはどこへ向かうのか。2021/08/30
rotti619
21
フリーランスで婚活に悩む主人公が、姪の絵里花(えりか)から半同棲で懐かれるという、姪っ子大好き落合氏のロマンが詰まった作品。三等親は結婚できないけど、今の所その辺は線引きできている、はず。主人公の仕事が映像クリエーター関係でどちらかというとストーリーはそっちがメインになる。それに絵里花の過去も絡めて、夢と現実、後悔や思いのすれ違い等、若者の苦悩や戸惑い、克服への姿が上手く描かれている。姪っ子の絵里花との関係は、親身な親戚+αと言った感じで、特に絵里花側からは安心できる年上の異性止まりだが今後どうなるか。2021/08/13