SB新書<br> 戦後民主主義に僕から一票

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戦後民主主義に僕から一票

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784815608699
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

日本の国の根幹を支える「民意」の反映は、もう失われてしまったのか? 道徳的「インテグリティ」が欠如する政治

内容説明

「戦後民主主義」。その含意はさまざまであるが、日本国憲法に示された主権在民、平和主義、基本的人権の尊重、また教育基本法が背景にあることには誰しも異論がないだろう。占領下に生まれた戦後民主主義はこれからどこへ向かうのか?アフターコロナを見据えて日本の未来を創る上で重要な4大イシュー、民主主義、政治、憲法、教育について、時代を代表する論客が、その争点を示し提言を行う。

目次

第1章 民主主義―日本社会の「株式会社化」(民主主義の時代;『民主主義』解説;租税回避と国民国家の解体;対米従属テクノクラートの哀しみ;「語り継ぐこの国のかたち」)
第2章 政治―道徳的「インテグリティ」の欠如(愛国的リバタリアンという怪物;政治指導者の資質とは;独裁者とイエスマン;対米従属のいくつかの病態;「気まずい共存」;リアリズムとは何か)
第3章 憲法―制定過程の主体は誰か?(憲法の話;憲法について;憲法と自衛隊;法治から人治へ)
第4章 教育―貧して鈍して劣化する(教養教育とは何か;大学院の変容・貧乏シフト;大学教育は生き延びられるか?;国語教育について;英語の未来;コロナが学校教育に問いかけたこと)

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。凱風館館長、神戸女学院大学名誉教授、昭和大学理事。専門は哲学、武道論、教育論など。第6回小林秀雄賞、2010年新書大賞、第3回伊丹十三賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

102
民主主義、政治、憲法、教育の4つの章で内田節が炸裂するが、ほとんどが内田先生の既出の書籍と重複していて、新鮮味は乏しい。それでも、日本社会全体の株式会社化を憂い、愛国的リバタリアンの跋扈を嘆き、政治家の道徳的インテグリティの欠如に怒りながら、「宣言と現実が乖離する場合は宣言を優先する」として憲法を擁護する先生の姿勢に、全くブレはない。教養教育を軽視し、格付け優先で多様性を捨てた大学に対する内田先生の危機感が「正直に言うが、日本の大学はこのままではもう先はない」という絶望感に変わったように見えるのが心配だ。2022/01/29

けんとまん1007

56
そもそも民主主義とはから始まり、この国には、そこに至る経験もないのでは・・・とあって、考えた。今、危うい状況にあるこの国について、いくつかの視点が提示されている。短期的・短絡的指向は増大しているが、根っこにあるのが、自分たちに近いと思わせるものへの執着・すり寄りというこおで、納得。また、教育に関する変遷も興味深い。教養とは、自分が知らないことがるということを知ることで、そこからしか始まらない。専門教育だけでいいという人たちが、数年して、やっぱり必要だといういい加減さなど。それを踏まえ、自分がどう考えるか。2022/03/23

tamami

54
一時は内田さんの追っかけを自認し、著書に見られる視点や論理の斬新さ、話の分かりやすさに喝采を贈ったものだが、近作にはやや硬い感じを受ける事が多かった。本書は内容的にはここ十年ほどの著者のブログ記事をまとめたもの。冒頭で著者も述べているように、大変分かりやすく読みやすい。同世代ということもあり、戦後の政治、憲法、教育について書かれた著者の言説に納得する部分も少なくない。こと教育に関しては、大いに同意する所。憲法についても、著者の立場は頑なな護憲論者と違って、現憲法の成立事情やそれが持っている現代日本における2021/11/16

tsu55

38
民主主義を粗末にしていけない。 内田樹は1950年生まれ、僕とほぼ同世代。戦後生まれだが、親を含めて身の回りに戦争経験者が大勢いて、その人たちから直接話しを聞いたり、その背中を見て育った。そして、戦後民主主義の恩恵を享受して平和で、そこそこ豊かな生活を送れた世代でもある。だから、著者が言っていることは身にしみて共感できる。腹の中でモヤモヤしていたけれど、なかなか言語化しにくかったことを、今の若い人たちにもわかり易いように説いてくれていて、読んでいて、そうだよ、そうなんだよと膝を叩きたくなった。 2022/02/24

さきん

32
民主主義についてのテーマ。違和感も共感も。村の寄り合いや大正デモクラシー、戦後からバブル前まで、中産階級が多い、飢饉が少ない、経済が向上している状況でかろうじて民主政治らしいことがおこなわれていたというのが日本の実情だと思う。他の国も同様。状況に応じて政体は変わらざるを得ない。民主制に希望を抱きすぎなのでは。アメリカに対する自立はすぐに基地を返還求めるだけであるとパワーの穴が空くだけなので、自国の防衛力で補完しながら再編していかないといけない。2021/12/03

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