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出版社内容情報
「言ったでしょう、パンが無いなら己を鍛えなさいと!」
パリの革命広場に王妃の咆哮が響く。
宮殿を追われ、処刑台に送られたマリー・アントワネットは革命の陶酔に浸る国民に怒りを爆発させた。自分が愛すべき民はもういない。
バキバキのバルクを誇る筋肉(フランス)へと変貌したマリーは、処刑台を破壊し、奪ったギロチンを振るって革命軍に立ち向かう!
「私はフランス。たった一人のフランス」
これは再生の物語。筋肉は壊してからこそ作り直すもの。
その身一つでフランス革命を逆転させる、最強の王妃の物語がいま始まる――!!
大人気WEB小説が早くも書籍化!
内容説明
「言ったでしょう、パンが無いなら己を鍛えなさいと!」パリの革命広場に王妃の咆哮が響く。宮殿を追われ、処刑台に送られたマリー・アントワネットは革命の陶酔に浸る国民に怒りを爆発させた。自分が愛すべき民はもういない。バキバキのバルクを誇る筋肉へと変貌したマリーは、処刑台を破壊し、奪ったギロチンを振るって革命軍に立ち向かう!「私はフランス。たった一人のフランス」これは再生の物語。筋肉は壊してからこそ作り直すもの。その身一つでフランス革命を逆転させる、最強の王妃の物語がいま始まる―!!大人気WEB小説が早くも書籍化!
著者等紹介
西山暁之亮[ニシヤマアキノスケ]
2020年3月、第12回GA文庫大賞“銀賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
83
処刑台に送られたマリー・アントワネットは、筋肉で処刑台を破壊して、奪ったギロチンを武器に革命軍に立ち向かう!冒頭から呆気にとられる怪作。過剰な筋肉へのこだわり、テンションの高い語り口など、猛烈なまでのインパクトがある。しかも、この作品の面白さは表層に留まっていないことで、マリーの人物造形など感情移入できるし、ドラマ展開が手堅く気持ちが入った。作品が地に足着いている印象。活劇場面の多さには、目を瞠る。マリーとデュ・バリー夫人の対決場面は、武闘小説として優れた仕上がり。終盤は怒涛の盛り上げで、読み応えあった。2021/05/04
トラシショウ。
33
「運命に立ち向かい!邪悪に立ち向かい!たとえ傷付き倒れようとも!何度でも起き上がり、尚も鮮烈なる美を放ち続ける!(中略)足を大きく開き、悪を睥睨するその姿!エッフェル塔がマリーの神々しさを称えて作られたのは言うまでもない!」。フランス革命直後。ギロチンでの処刑寸前にハプスブルク家に伝わる秘術でパンプアップした王妃マリーは、たった一人の「筋肉(フランス)」として真の建国を目指し、気弱な男の娘のサンソン、ドジっ子騎士デオン、パリピ仕立て屋ローズらと共に立ち上がる。筋肉にお願いだ!!!!(以下コメ欄に余談)。2020/11/25
T
23
宮殿を追われ、処刑台に送られたマリー・アントワネット。彼女は、革命の陶酔に浸る国民たちに怒りを爆発させ、筋肉へと変貌し、革命軍に立ち向かう。筋肉が歴史を変えるフランス革命異聞、開幕。極限まで鍛え上げられた筋肉美がフランス革命の歴史を変える物語。どこまでも筋肉が溢れる独特の面白さに最後まで飽楽しめるだけでなく、後半からの胸熱な展開に感動しました。他国の筋肉事情や歴史が変わったフランスが今後どのような道を辿るのかは個人的に気になります。2020/11/14
TSUBASA
21
フランス革命の折、断頭台の露に消えんとしていたマリー・アントワネットは鍛え抜かれた肉体でギロチンを破壊し、処刑人サンソンを連れ逃亡。サンソンや仕立て屋のローズ、スパイのデオンに助けられ、隆起した上腕二頭筋にギロチンブレードを引っさげ囚われた娘と息子を助けに行くのだった。ナイスバルク!「筋肉」という語に「フランス」とルビをつけるパワープレイよ。嫌いじゃない。フランス革命に関しての説明が最小限だけど、しっかり史実のパロになってるし、展開の盛り上げ方もパンプアップ後のボディビルダーのようにメリハリがあって良い。2020/11/28
げんごろう
17
筋肉(フランス)による再生の物語。 序盤こそ「ちょっと何言ってるか分からない」感で戸惑うも、次第に彼女のキレッキレな筋肉(フランス)に魅了されました。サイドチェストは貴婦人の礼だったのですね、大変勉強になりました。脳筋(インテリ)に一歩近付けた気がします。筋肉万歳!2020/11/21