出版社内容情報
人生の深い洞察から生まれた天風哲学のエッセンスを一日一話形式で収録。心が強くなり、運命がひらける、幸せな人生のためのバイブル。
いまだ根強い人気を保ち続ける中村天風とは何者か。
▼波乱万丈な人生を送った末、当時死に至る病であった肺結核にかかった青年中村三郎(天風)。これを契機に人生を深く考えるようになり、欧米を遍歴する。その帰路、ヨガの聖者カリアッパ師と運命的な出会いをはたす。師と共にヒマラヤの麓で修行した天風は、ついに病を克服、その過程で得た悟りをもとに「心身統一法」を完成させた。これは、人間の心と身体を大自然の営みに同調させることで強い命をつくり、価値高い人生を生きるための実践哲学である。
▼人生への深い洞察から生まれた天風哲学。その根底にあるのは、人間は本来、誰でも幸福を実現する能力を備えているという揺るぎない信念、そして、そのために常に心を前向きにさせておくという積極思考である。
▼心を強くするにはどうしたらよいか、運命を開くには何をしたらよいか。本書を読めばきっとその答えが見つかり、勇気がわいてくることだろう。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もとむ
26
広岡達朗氏の本を読み、この方の名前が何度も出て来たので、少しずつ読み続けたところ、読み終わる頃にはすっかり「積極的精神」とやらを日々考えるようになっていた😅一日分の文章を200字以内にまとめられ、それが366話収められているので、毎日少しずつ読み続けたことが、逆に理解に結びついたのかも。非常にわかりやすい哲学書かと。一見当たり前のことばかりのようで、その内実は深い。仕事にも生き方にも、そのマインドは応用できる。偶然だが大谷翔平や栗山監督も愛読者と聞いて、それだけの方にも影響を与えていたのだと、少々驚いた。2024/12/22
かず
22
他の一日一言シリーズと合わせて17冊を毎朝読むのが日課。数年本棚の肥やしになっていたが、折角あるので今年からまた読み始めた。今年は10枚の付箋が付いた。最も印象に残っているのは、6月20日。内容。「気分の良い日に機嫌よくいるのは誰でもできる。いつでも機嫌よくいるのは結局本人の努力次第である」とのこと。アランの幸福論でしたっけ。「人間は常に上機嫌でいる義務がある。」メンタルコントロールして、常に機嫌よくしていることが、皆の幸福につながるんですよね。今日からそうします!努力します!!2019/12/26
Hammer.w
14
kindle unlimitedで読了。「和やかな笑顔の漂うところに、運命の女神はその慈愛の手を差しのべる」「汚い希望、卑しい欲望といった価値の低い理想は、往々にして満たされない場合が多い。」が特に印象に残った。笑顔を増やし、全てにおいて感謝して過ごしたい。2023/11/06
大島ちかり
10
分かりにくい文章は直していただいているのか、天風節のないところは心に簡単に入っていかなかった。なぜか天風節は優しく感じるのです。2023/01/18
mdoguti
5
稲盛和夫氏の著書で名前を拝見したので、どんな方なのだろうと思いkindleunlimitedで。本書は、中村天風氏の教えを腹落ちした人が、それを忘れないようにするための一冊のようです。天風氏の人となり、教えを全く知らない私には少し高度すぎました。まずは講話集や解説付きの語録を読むべきでした。2023/10/21