出版社内容情報
コロナの時代に入り、新しい暮らし方や生き方が求められるなか、高齢者にも変化が求められる時がきました。明らかに変わろうとしているいま、この時代を「高齢者はどう生きて、どうあればよいのか」、『女性の品格』の著者、坂東眞理子さん流のお考えを示します。
今こそ、「70歳からの高齢者の器量が試されるとき」。新しい変革の時代に、とまどいうろたえて、若者の足でまといになってはいけない。そのためには、心も頭も体も錆びない生き方が求められます。では、この変化の時代をどう錆びずに迎え撃つか。本書では、その具体的なノウハウをまとめます。ただ気概や心構えだけを謳うのではなく、心と頭と体の健康、お金と人間関係、夫婦のあり方、子や孫を含めた家族との接し方、地域とのかかわり方、新しい働きかた、と高齢者が抱えがちな問題に寄り添った内容になっています。
今回のコロナ騒動は、ウイルスの前では「高齢者は弱者である」事実を突きつけました。その渦中で考えた、高齢者が抱える問題への坂東先生の解決策は、「本当に大切なこと」「守るべきこと」「伝えるべきこと」「捨ててよいこと」がより明確になっていて、20万部を超えた『70歳のたしなみ』以上に、老いの生き方の本質を突いた内容となっています。
内容説明
東京に暮らしていても、太陽や月の美しさ、雲の美しさは心を明るくしてくれます。季節の移ろいとともに、梅、沈丁花、桜、藤、さるすべりなどの花の色や香りを心ゆくまで味わいたい。限られた命だからこそ、生きている時間を、全力を尽くして味わうことが必要になってきます。今をていねいに生きる、精いっぱいいとおしんで生きる時間を積み重ねていくことが大事なのです。長く生きてきた今こそ「今を切に生きる」という言葉に共感します。
目次
第1ヵ条 今をていねいに生きる―心を深める生き方
第2ヵ条 人間関係の器量を磨く―後半期からは貯蓄より「貯人」
第3ヵ条 後半期からの「よい夫婦」を続けるコツ―夫婦のソーシャルディスタンス
第4ヵ条 子どもを自立させる―後半期の親子のかたち
第5ヵ条 地域と若者とかかわる―後半期の地域デビュー
第6ヵ条 やわらかく働く―後半期の仕事との新しいかかわり
第7ヵ条 人生の引き際まで美しく―後半期の錆びない生き方と死に支度
著者等紹介
坂東眞理子[バンドウマリコ]
富山県生まれ。昭和女子大学理事長・総長。東京大学卒業後、69年に総理府入省。内閣広報室参事官、男女共同参画室長、埼玉県副県知事、総領事(オーストラリア・ブリスベン)などを経て、2001年、内閣府初代男女共同参画局長。04年に昭和女子大学教授、同大学女性文化研究所長。07年に同大学学長、14年から理事長、16年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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