生きるのがつらいときに読むブッダの言葉

光澤 裕顕【著】

ＳＢクリエイティブ（2021/02発売）

• サイズ A5判／ページ数 216p／高さ 21cm
• 商品コード 9784815607531
• NDC分類 183
• Cコード C0030

出版社内容情報

私たちは今、「不安」だらけの時代にいます。
SNSでは個人攻撃の危険におびえ、
職場では人間関係のむずかしさに直面し、
つかみどころのない「幸せ」を追い求めなければならない……。

こうした「生きづらさ」の中に、“一筋の光”を当ててくれるのが、
ブッダ（仏陀／釈迦／ガウタマ・シッダールダ）の言葉です。

ブッダが発したとされる様々な言葉は、弟子たちに記録されて現代にまで伝えられています。
その言葉はしなやかで力強く、長い歳月を経ても、まったく古さを感じさせません。
それどころか、今の時代にこそ効く真実がつまっているのです。

本書では、私たち現代人が直面しがちな悩みをマンガにし、その問題をの本質をブッダの言葉を軸に解説しています。
現役僧侶でマンガ家・イラストレーターというユニークな経歴の著者が、みなさんの心をフワッと軽くしてくれるでしょう。

内容説明

エスカレートする「嫉妬心」。見つからない「本当の自分」。なぜか評価されない「努力」。焦りで空回りする「婚活」。めんどくさい「職場の人間関係」。それ、まとめて仏教が解決します！マンガだからすぐわかる！心が軽くなる考え方。

目次

速習　１０分で何となくわかるブッダの生涯
第１章　他人のＳＮＳ投稿が気になる（三毒）
第２章　職場の人間関係がつらすぎる（善き友）
第３章　努力が全然認められない（八正道）
第４章　「運命の人」に出会えない（縁）
第５章　「自分らしさ」がわからない（諸法無我）
第６章　死ぬのが怖い（生老病死）

著者等紹介

光澤裕顕［ミツザワヒロアキ］
法名、釋裕顕。真宗大谷派（浄土真宗）僧侶。中谷山覺法寺衆徒。「フリースタイルな僧侶たち」メンバー。１９８９年新潟県長岡市生まれ。京都精華大学マンガ学部マンガ学科卒業後、大谷大学短期大学部で仏教を学ぶ。卒業後福岡県の真宗大谷派中谷山覺法寺に入寺。現在は、僧侶としての職の傍ら、マンガ家・イラストレーターとしても作品を発表し続けている。また、テレビ、ラジオ、インターネットなど各メディアで法話を説くなど、精力的に活動中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[なかおしんや]

四諦八正道を考え方の軸におくと、自分が定まる感覚があるな。

2021/06/26

[シュウヘイ]

マンガを通して仏教のことを解説 仏教は生きるための道しるべを示している 現在の葬式仏教から本来の形に戻れる日が来るのか？

2021/06/22

[りの]

身近なエピソードが漫画になっており、その解説が書かれているため、仏教の入門本として良い一冊だった。「自分が分からない」と悩むことは「分かりたい」ということの裏返しであり、自分に執着している証拠だが「全てのものは常に変化している（諸行無常）」ため、理解することは難しい。宗教の話だが、哲学的であり、誰もが人生で一度は直面する問題にヒントを与えてくれている様ように感じた。「自然（じねん）」あるがままの状態を受け入れられれば、気持ちはずいぶん楽になるだろうなと感じた。

2024/04/26

[うずり]

仏教のことを知りたいと思って本を探していた時に、いつもお世話になっているお寺のお坊さんに「漫画でわかりやすい」とオススメしていただいた一冊。ショート漫画の後に文章での解説もあり、とてもわかりやすかったです。SNSのくだりの、『「いいね」などリアクションボタンを「推して」もらった。数に関係なく、誰かの「推し」になったのです。』が個人的に好き。