出版社内容情報
わたしたちがなにげない散歩の途中で出遭う植物の数は、もはや計りしれない領域に突入しています。植物は〝動かない〟はずの生き物ですが、ヒトとモノの流れに乗って行き来し、その姿をも刻々と変えてゆきます。有史以来、世界中の植物をこれほど気軽に堪能できる時代はかつてありません。
本書では、「雑草」と呼ばれる身近な植物を中心に、よく目を凝らせばびっくりするほど美麗な姿から、不思議な名前の由来、恐ろしく多彩なバリエーション、ディープな生態までご紹介します。ほんの少しのムダ知識で、ご近所のなんてことはない道ばたや空き地も輝いて見えてくる、楽しき植物観察ライフをどうぞ。
内容説明
目を凝らせば、びっくりするほど美麗、巧妙、ナゾだらけ。小さなムダ知識が集まれば、ご近所の道ばたも輝き出す!
目次
第1章 道ばたや空き地を彩る小さな小さな雑草たち(オオイヌ家の一族―オオイヌノフグリ;タチイヌ家で赤っ恥を―タチイヌノフグリ ほか)
第2章 しなやかに、したたかに進化する雑草たちの神秘(化学者は穴掘りがお好き―カタバミたち;花つきよし。実つきなし。―ムラサキカタバミたち ほか)
第3章 一度気づけば存在感大!なんとも悩ましき顔ぶれ(遊びの効能と毒の効能―ドクゼリ;セリ珍問答―ヤマゼリたち ほか)
第4章 あなたの身近にもいる?寄生で奇妙で無精な面々(隠密は、よく眠る―ヤセウツボ;変態たちの底知れぬ“目論見”―アメリカネナシカズラ ほか)
著者等紹介
森昭彦[モリアキヒコ]
1969年生まれ。サイエンス・ジャーナリスト、ガーデナー、自然写真家。おもに関東圏を活動拠点に、植物と動物のユニークな相関性について実地調査・研究・執筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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