出版社内容情報
心理学のなかでも、とくに「犯罪者」の心の中を掘り下げるのが、「犯罪心理学」という学問分野です。
なぜ、私たちの社会では犯罪が起きてしまうのでしょうか?
そして、なぜ犯罪はなくならないのでしょうか?
本書は、豊富なビジュアルと共に、犯罪心理学の基礎をわかりやすく解説した入門書です。
全体は2部構成。
?第1部:犯罪心理学の基礎知識
?第2部:最新の犯罪傾向と防犯テクニック
1部では、犯罪とはどのようにして起きるのか? 犯罪者の心理とは? そして犯罪者はどのように追い詰められるのか?(捜査の実際) などのテーマをとりあげ、
2部では、性犯罪、ストーカー犯罪、子どもを狙った犯罪など4つの犯罪について、最新傾向をまとめます。
なぜ、人は人を殺すのか?
子どもを狙う犯罪者はターゲットをどう定めているのか?
「露出犯が春先に多い」は本当か?
犯罪が起きやすい場所とは?
○○○がある家には空き巣は入らない?
警察は犯罪者をどのように追い詰めるのか? などなど・・・。
日常の危険を回避する防犯対策も収録。
内容説明
テレビや新聞では、日々さまざまな「事件」が報道されている。だが、それらは自分とは関係ない、どこか遠い世界の話だと考えている人も多いのではないか。犯罪者は、ある日、突然、その幻想を打ち砕く。高齢者の預金をだましとろうと、常に新たな手口を探している特殊詐欺犯。子どもや女性を観察しながら、次の“ターゲット”を探している性犯罪者。彼らはあなたやあなたの家族のそばで、ひっそりと息を潜めているかもしれない。「悪いヤツら」の思考・ロジックと、犯罪にまつわる知られざる知識を、豊富なビジュアル資料で解説した犯罪心理学入門の決定版。
目次
第1部 犯罪心理学の扉を開く(犯罪はなぜ起きるのか;犯罪者は何を考えているのか;犯罪者はどのように追い詰められるのか;家庭内で起きる犯罪)
第2部 犯罪の最前線と防犯マニュアル(性犯罪の実態―スマホを使った新しい手口も!?;性犯罪者の心理―痴漢は泣き寝入りしそうな女性を狙う;防犯対策1―性犯罪者から逃れるポイント;ストーカー犯罪の実態―ネットもストーカーの犯罪現場;ストーカーの心理―強い思い込みが偏執的な愛情に;防犯対策2―ストーカーから逃れるポイント;子どもを狙う犯罪の実態―SNSを悪用した犯罪が急増中;子どもを狙う犯罪者の心理―不審者はいつも・どこかで見ている;防犯対策3―不審者から逃れるポイント;防犯対策4―子どもはどんな場所で狙われるのか?;特殊詐欺の実態―組織的かつ巧妙なだましの手口;特殊詐欺犯の心理―決め手はターゲットとの信頼関係;防犯対策5―特殊詐欺犯にだまされないポイント)
著者等紹介
桐生正幸[キリウマサユキ]
東洋大学社会学部社会心理学科教授。日本犯罪心理学会常任理事。日本心理学会代議員など。山形県出身。文教大学人間科学部人間科学科心理学専修。博士(学術)。山形県警の科学捜査研究所(科捜研)で主任研究官として犯罪者プロファイリングに携わる。その後、関西国際大学教授、同大防犯・防災研究所長を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えみ
ま
奏市
みこ氏
ninni
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- 和書
- 読み終わらない本