内容説明
色々な好きがあって良いと思うよ―。土屋巧は空気でぼっちの無愛想な一生徒。そんな彼にも「ツッチー」と気さくに笑顔で話し掛けてくるちょいギャル美少女・鈴音真理。二人は些細なきっかけから親友同士になった。幼少時のほろ苦い記憶から他人に興味が持てずにいた土屋だが、ただ一人だけ心を動かされる人がいる。それは行きつけの書店で働く『三つ葉ちゃん』。本名も知らない彼女に何も出来ない状況を鈴音に相談すると、ハイスペックな彼氏持ちの恋愛強者な彼女から告白の練習を勧められる。しかし練習するも中々自信が付かない土屋。そこで鈴音は『恋人になった後』のイメージを持たせて奮起させようと、より親密な特訓を提案する―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホシナーたかはし
12
男と女の友情・恋愛感情がない先に何が出てくるのか、実験的に書いているように思えます。幼馴染ではない、学校の同級生という、むつかしいところから書いていて、不自然なところがあまりないところが凄かったす。続編か別の異性友達の作品を読んでみたいです。2019/03/03
nishiyan
10
幼少期の体験から人と距離をとるようになったぼっちの土屋巧と歳上の彼氏を持つ鈴音真理による恋愛育成型NTRもの。土屋には憧れの女性がおり、彼女のことを友達の鈴音に相談することから過激な恋愛指導が始まっていくところはエロい。学園ものお馴染みシーンは入れつつ、アブノーマルなプレイを外すところは健全。恋愛指導と共に友情を深めていく二人。土屋の前では自然体になる鈴音がとても愛らしく、随所に漏らす本音がとても好きですね。土屋と鈴音、二人の好きがどこか一方通行なのだが、好きの在り方は十人十色。それで良いのかもしれない。2019/02/28
せいじ
2
前作も女の方からすれば恋人がいる、男の方からすれば親友の彼女なのにまったく罪悪感を抱くことなくセックスするという常軌を逸したカップルだったわけだけどなんとか受け入れられたのに対し、今回はひたすら友だち関係というのを主張してセックスするのが前作以上にワケがわからなくて許容範囲オーバー気味で微妙だった。実は恋愛感情を秘めているのだけどそれを明かすわけにはいかないので友だち関係を建前にしているとかならわかるけど、そういうわけでもないようだしなあ。すでに3作目も決まっているようだけど次はどうなるだろう。2019/04/21
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