内容説明
データを読めないド文系人間が日本を滅ぼす!「数量政策学」とは何か?言葉に頼るから言葉に騙される。財政破綻という財務省の煽動。戦争を数量的に考えろ!「統合型リゾート(IR)整備推進法案」には反対しない。「憲法改正」の数量政策学的アプローチ。「官僚国家」に騙されるな!憲法改正、消費税増税凍結の秘策。
目次
第1章 「数量政策学」の文系人間向けイロハ
第2章 言葉に頼るから言葉に騙される
第3章 財政破綻というプロパガンダ
第4章 「平和」を数量的に考える
第5章 「統合型リゾート(IR)整備推進法案」で変わること
第6章 安倍「憲法改正」の数量的見方―消費増税をめぐって
第7章 「官僚国家」であることの切実な理由
第8章 官僚がマスコミをコントロールできる理由
著者等紹介
高橋洋一[タカハシヨウイチ]
1955年、東京都に生まれる。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年、大蔵省入省。理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、総務大臣補佐官などを歴任し、郵政民営化、政策金融改革を企画立案。その後、2006年から内閣参事官(官邸・総理補佐官補)。2008年退官。金融庁顧問等を経て、嘉悦大学教授、(株)政策工房会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Prince of Scotch
9
大変興味深く読んだ。文系人間は感情論や精神論に流されがちで「数字」や「ファクト」に基づいたロジカルな思考ができないという著者の主張には強く首肯する。言葉の定義を厳密にすること、物事を数量的に考えることの重要さを実感した次第。第3章「財政破綻というプロパガンダ」が特に興味深かった。政府のバランスシート、住宅ローン、統計と確率の話には目からウロコで「へぇ~!」と声をあげてしまいました(笑) 2019/06/11
Taka
1
最後にえええ!ちょちょちょ、そうなの???と良くその人の著作を好む私はびっくらこいた。まさにど文系の私ちぇっと思いながら手に取って読んだ。なるほど。数学的にものを考える人の頭はこうなっているのか。何事にもまずデータ。まあ私の場合データがあってもわからないし、簿記の知識は二級取ってるから多少あるつもりだが何を言っているのやらわからなかった。まあ自分より圧倒的に頭の良い人が自分を小馬鹿にしているように感じてもそりゃ多分目の錯覚だということか。色々理解したいけど、理解するまでがしんどいな。でもそれが専門か2019/09/21
ホリエンテス
0
物事はすべてデータで言い切れる、らしい。 確かに議論していても感情論だけで言っている人の意見が声の大きさで通っているのであれば問題だな。 ただしその数字の見方が合っているのか、信頼できる見方なのかの裏は取れない。なので結局人を見て信じるか信じないか決めるしかないのかもしれない。2021/05/30
ヨードー
0
確率を考え、それがどのくらいで達成できるかを考える。理想だけを積上げても、頭がお花畑になるだけ。 主観とはただのヤマカン。法則とはうちゅうのどこへ行っても成り立つ。 科学者に激昂タイプは少ない。激昂してもあまり意味ない。激昂タイプの人達をエネルギーすげぇなと思っている。 人間は一個頭の中に入るとそれしか見えない。特に脳みそが筋肉質の人は。 政治家の世界は、お金があって人間力があればなんとかなる世界。 高橋先生名言連発集。2021/05/13
アキヒト
0
高橋洋一さん入門のような感じ。次はもう少しアカデミックで難しめの著書を読んでみたい。2019/05/25