ラルーナ文庫 霧幻の異界の白虎と朱雀

真式 マキ【著】

シーラボ（2021/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 267p／高さ 15cm
• 商品コード 9784815532635
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

真式マキ先生の新作

内容説明

十年前、記憶を失った状態で路地裏に倒れていた少年、東野京。今は会社員としてひっそり暮らしていたが、ある晩、チンピラに絡まれて殴られ…目覚めると見たこともない不思議な街にいた。そこは霧幻城と呼ばれる無法地帯だった。京を迎えに現れた美貌の男、白虎こと麗静はこの霧幻城を治める四人の長のひとりだという。そして京も長のひとりの二代目朱雀で、しかも長いあいだ失踪中だった自分の恋人・廉だと告げられ抱きしめられて…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[きょん]

10年前に記憶喪失で保護され日本で働いていた受が暴行事件に巻き込まれ、気づいた時には九龍城の様な中華系スラムに転異。4人の権力者たちが分割して統治するスラムの在り方や、天選民と地属民という二種類の人間たちが存在する世界観は面白そうなのに、スラム内での権力闘争に終始しちゃってちょっと物足りない。攻は一途溺愛系の大人でした。

2021/12/04

[きなこ]

登場人物の名前が中国語読みなので最後まで覚えられなかったけど、割と面白かった。なにが良いって、攻めがねばっこいのが良い。 10年だもんね……溜まるよね……。でも、主人公にひたすら一途なのに、どうやって匠の攻めになったんだろう……。主人公と出会う前はYARITINだったのかな……。 主人公がちょっとめんどくさい感じにずっと悩んではいたけど、世界観がけっこう出来上がってたのも面白く感じられた要因の1つなのかも。 政治的なあれそれが最後にすぱっとキレイにまとまりすぎてるけど、まあそれはBLだしってことで。

2023/04/29