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出版社内容情報
宮本れん先生の新作
内容説明
美術館で働きはじめて三年、学芸員の三倉歩は念願の企画展のサブ担当となった。開催は二年後だが、貸し出される名画の数々を現地で見たいと夏休みを利用して東欧の国ルーシェの美術館を訪れた歩は、かつて王宮だったその一室でクラシカルな軍服姿の美丈夫から、「やっと会えた」と抱き締められてしまう。彼は二百年前にこの国を治めた皇帝ミハイル。歩は愛し合いながらも結ばれず死に別れた世話係レナートの生まれ変わりだと言われ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
14
二百年前の皇帝×日本人キュレーターに転生した想い人。絵エルミタージュ美術館がモデルの美術館での再会もロマンティックなんだけど、結局美術館でしか会えないのよね。いっそひょいひょい攻が取り付けると良いのに。2021/08/31
こつめ
0
設定が面白い。美術館なだけに人が居ない所でも沢山カメラがあるはずだけど、旅行者の間は歩の行動が不審がられなかったのかな。カメラについて記述があった方が入り込めたかな。皇帝の居室は普段は公開されてないのかな?寝台も本当は無くて花と一緒にパチンと戻したりできるんだろうか。不思議な力があるんだ、というのがぼんやりしていて、解りやすく力を使うのに決まった方法とかがあると良かったなと思った。樋口先生のパブリックスクール以来のアートの世界のお仕事BLとしても楽しめた。日本に来た時名画から出られないのがなんか良かった。2022/06/04