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内容説明
父の生まれ故郷、瀬戸内の小さな町・狐神町。町の中高一貫校で働くため十四年ぶりにかの地を訪れた東雲春陽は、そこが普通の人間が立ち入れない妖狐の里であること、そして自分も半妖であることを初めて知った。戸惑う春陽を支えてくれたのは里一番の資産家、綾小路家の三男・仁、そして仁の姉の子である双子の歩と華だ。料理の腕を買われた春陽は、仁の提案で朝晩の食事作りと引き換えに屋敷に住まわせてもらうことになり…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
38
愛されて育った子は春陽のように大らかに育つのだろうなぁと思いながらもこの本で近親相姦を煽るような内容は良くないです。それでなくても父親が娘に、兄が妹に手を出すような不埒ものが巷にわんさかいるような現代に。そして父親が息子の手紙を隠し、代書させる行為を普通に本にされるのは如何かと。ほんわかとした表紙の絵を裏切るのは哀しいです2021/05/16
イカまりこ
8
KU 幸せな家庭なのに父の実家では母を嫌っているとか、ほのぼのした雰囲気から微かに漂う不穏な空気。そこに禁忌の子というワードが飛び出して、ギャップのある話だった。禁忌にも2つの意味があって、これはなかなかにキツかった。主人公にも半分狐の血が入ってるから、いろいろ動けたのかもね。朝晩大人数のご飯作って事務仕事して学生用のパン大量に焼いてイビられて、そして夜のお勤めも無事こなせるパワー。さすがだ。主人公たちより兄と幼なじみのカップルが気になったが、今後読めないのが残念。ご冥福をお祈りします。2022/04/10
読書好き・本屋好き堂
2
妖狐族の父と人間の母から半妖の子として生まれた春陽。妖狐族の住む村には人間は入れない。何も知らずに祖父母がいる妖狐族の村に就職の面接に行く。そこで14年前に祖父母の所に遊びに来た折に出会った少年との再開を果たし、後半の展開に終始ドキドキしてしまいました😆💞初BLは少々刺激が強すぎたかもしれませんが(笑)かわいい双子ちゃんと美しい仁さんに癒やされました✨2021/03/01
七辻
0
Kindleunlimited 2023/05/19