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内容説明
アート雑誌編集部で働く入谷奏多は、既婚で子持ちの若手画家・高嶺一志の担当になる。しかし気乗りしない入谷。その理由は、学生時代スケッチを見た憧れの高嶺に「へたくそ」と言われ、更には男友達にキスされた現場を見られるという苦い思い出があったからだ。淡い片想いは砕け、やっと立ち直って仕事で再会。学生時代のイメージからさぞスパダリでイクメンになっていると思っていたら、高嶺はすっかり変貌していて…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
99
【俺が……っ、高嶺さんの……たっ、食べます(奏多)】エロス度★★高嶺×奏多♡若手画家とアート雑誌編集部員による再会ラブ。学生時代の砕け散った淡い片想い相手との仕事で気不味いながらも高嶺の息子・浩汰を通じ、好きだった人と距離が縮まる嬉しさ、それと同時に過去に接点があったことを隠す罪悪感を抱く奏多の心理描写が繊細的でよかった。自分の世界に没入した高嶺のギャップや誤解による無理矢理な行為があり酷い攻め様な印象もあるが、それ以外はスパダリな優良物件。奏多に執着する堀口と彼の元カレ・宮下のその後も気になる♡2019/07/02
はつばあば
43
子供の可愛さに婆はメロメロ。絵を描いている時は最低の男だけど、学生時代に憧れていた先輩なら何をされても許される??。こういう男性至上主義的な文章は「イラっと」している時には鬼門です2019/12/12
きょん
14
離婚し一人で5歳児を育てる画家×美術誌編集。美大時代から片思いしていた攻の担当になり二度惚れしている受だから許せるんでしょうが、創作に没頭しているとはいえ作って貰った食事を「まずい」と言ったり、自分が子供を疎かにすると分かっているのに家政婦さんの手配などをしなかったり、誤解があるとはいえレイプしたり結構酷い男だと思うけどな。もっと最低オトコの専務が居たから比較で素敵に見えるだけじゃなかろうか。2019/07/01
へへろ~本舗
5
絵画の世界に没頭している時と現世に戻って来た時のギャップ。サクッと読了2019/06/21
pincle
3
子供がいい子でかわいい。大学時代の先輩でプロの画家と雑誌編集者。絵に夢中になって日常生活がおろそかになる画家の家の世話をする編集。主人公の気持ちの変化が丁寧に書かれてて良かった。できたら元奥さんも出してもらいたかった(親権の話とか)。主人公に迫った上司とその彼氏の話も読みたい。上司はきっと彼氏から逃げられないだろうな。2020/01/09