出版社内容情報
低レイヤのプログラミング技術に関するHack集!
2006年に発行された『Binary Hacks』の第2弾で、低レイヤのプログラミング技術に関するハック集です。低レイヤとは「生」のコンピュータに近いことを意味し、性能をとことん追求したい、ときおり発生する「謎のエラー」を解決したい、といった場面では低いレイヤに降りていく必要に迫られます。本書はそういった場面で使えるノウハウを紹介します。時代の変化に合わせた89個の実践的なHackを解説します。
内容説明
伝説の名著がここに復活!目から鱗がおちるコンピュータを知り尽くしたハッカーたちの巧みな技の数々。
目次
1章 イントロダクション
2章 ELF Hack
3章 OS Hack
4章 コンテナHack
5章 デバッガ・トレーサHack
6章 セキュリティHack
7章 数値表現とデータ処理Hack
8章 言語処理系Hack
9章 そのほかのHack
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ashiato45
1
前作のBinary Hacksよりマニアック度はかなり減り、ハックでありつつもそれらを通してコンピュータアーキテクチャを学べる本になっていると感じた。職場の「強い人」が知っているような事柄が明文化されていて良い。情報科学系の学部でしっかり勉強した人には物足りないかも。私は特にstraceまわりは興味をもったのでここで手を動かして遊んでみようかなと思っている。2025/05/17
Q
1
低レイヤのノウハウ本。知っているとLinuxディストリビューションのデバッグやセキュリティ関連のお仕事に役立ちそう。しかし10年前であれば楽しめそうな内容に今の自分では興味を維持できなかった。短期間仕事でLinuxディストリビューションのサポートを経験してしまったがために、このようなデバッグがしぶしぶやる仕事に感じられるようになってしまったのかもしれない。とはいえ実行時のテクニックを知ることはソフトウェアの品質にも役に立つのでまた読み返す機会を作りたい。2025/03/29
pea47581220
1
チーム開発で使えないような手法もあるが、他では得られないような実務で役立つ情報もそれなりにあるため、読んでおいて損はないと思う。 Cとアセンブラが沢山でてくるが、理解できてなくても そこまで問題なかった。 テクニックの実践手順を試す際にWSL2を使用したが、wslの設定ファイルを書き換えないと動かないケースがいくつかあった。2025/01/24