出版社内容情報
Go言語とOSレイヤー両面からのパフォーマンス改善手法!
本書は、いまや幅広く使われているGo言語のプログラムについて、パフォーマンス改善の基礎知識とGoがOSのリソースをどのように使っているかについて、それらを踏まえたGo製プログラムのパフォーマンス改善手法を紹介する書籍です。実行されるプログラムの動作原理を理解したいという要望は、ソフトウェアのオブザーバビリティを確保する目的でも高まっています。本書は、そのような読者にとっても価値のある1冊となるでしょう。
内容説明
本書は、Goアプリケーションの効率やスケーリングに関する疑問に対して、実用的な答えを与えてくれる書籍です。レイテンシー、CPU、メモリ資源についての知識、またOSやGoがそれらを抽象化している方法について、またソフトウェアの効率に関わるデータ駆動な意思決定を行う事の意味や、計算量解析の手法、最適化状況の例など、実用的なソフトウェアを開発する中での「効率」に関する知識を紹介します。Goやその他のモダンな言語で書かれたプログラムを設計、作成、変更するソフトウェア開発者、また誰かが書いたソフトウェアを主に運用するDevOpsエンジニア、SRE、シスアド、プラットフォームチームなどの読者が、いつ、どのように効率最適化を適用するかという問いに答えるための知識を身に付けることができるでしょう。
目次
1章 ソフトウェア効率性が重要
2章 効率的なGo入門
3章 効率化の攻略
4章 GoでのCPUリソースの活用方法の(ちょっとした)解説
5章 Goでのメモリリソースの使用方法
6章 効率性オブザーバビリティ
7章 データ駆動効率性評価
8章 ベンチマーク
9章 データ駆動ボトルネック分析
10章 最適化の例
11章 最適化パターン
付録A ナプキン計算用のレイテンシー
著者等紹介
プォトカ,バルトロミー[プォトカ,バルトロミー] [Plotka,Bartlomiej]
Googleのシニアソフトウェアエンジニアであり、CNCF TAG Observabilitypグループの現在のテクニカルリード
山口能迪[ヤマグチヨシフミ]
グーグル合同会社シニアデベロッパーリレーションズエンジニア。クラウド製品の普及と技術支援を担当し、特にオブザーバビリティ、SRE、DevOpsといった領域を担当。OpenTelemetryやGoのコミュニティの支援も活発に行っている。以前はウェブ、Android、Googleアシスタントなどと各種新規製品・新規機能のリリースと普及に関わり、多くの公開事例の技術支援を担当。好きなプログラミング言語の傾向は、実用指向で標準の必要十分に重きを置くもので、特にGoやPythonを好んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。