内容説明
“やわら”=「相手の力に逆らわず、力でないもので相手を制す」この術理を純粋に追究した結果、柔道でも柔術でも合気道でもない、新たな武術と理法が誕生した!力では届かぬ壁を超す、唯一の方法。
目次
第1章 やわらとは?
第2章 “玄”の存在―見えなくとも確かに存在するもの
第3章 象(かたど)る
第4章 反作用
第5章 波心
第6章 点・線・面
第7章 足捌き
第8章 掴みに対する技法
第9章 打撃に対する技法
第10章 “やわら”の普遍性―武術の行き着くところ
著者等紹介
岩城象水[イワキショウスイ]
1946年富山県に生まれる。18歳より糸東流空手を始める。30歳の時に天心古流拳法と出会い、11世に師事し修行の道に入る。その後、武道歴史家の島田貞一先生に武道論、尾上政美師範に捕手術、国松良雄師範に捌きを学ぶ。武芸本来の正しい姿を追求している。1989年7月、神道天心流拳法・第9世宗家である故上野義明天心より上野家伝の天心流拳法の印可を授与される。一方、打撃術や殺法を中心に追究してきた自分の武術に疑問を感じ、力を真に排除した「やわら」の追究を新たに始める。現在、天心象水流宗家として後進を指導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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