真説 戦う日本刀―“最高”と呼べる武器性能の探究

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真説 戦う日本刀―“最高”と呼べる武器性能の探究

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  • サイズ A5判/ページ数 243p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784814202577
  • NDC分類 756.6
  • Cコード C2075

内容説明

何が日本刀を、ここまで“高性能”にしたのか!?こんなにも細身で薄く美しい姿で、なぜこんなにもよく斬れ、折れも曲がりもしないのか?新日本刀、振武刀、満鉄刀、群水刀、斬鉄剣…鑑賞刀剣だけが刀にあらず!日本刀の“性能”を巡る、知られざる珠玉のドラマ!

目次

第1章 日本刀誕生(日本刀の草創期と湾刀の出現;打ち続く戦乱と武芸専門職の萌芽)
第2章 名刀の理由(歴史に名を成した実用刀;備前刀と名門「長船」の誕生;末古刀の実力と渡来鉄;古刀の刀身構造と鉄の精錬;大規模商業和鋼の誕生と新々刀)
第3章 製鉄の秘密(戦いの中の刀剣;実戦刀の雄、“関”鍛冶と美濃刀;日本刀の大変革)
第4章 軍刀の到達点(軍用日本刀の草創期;時代の要請に応える新たな日本刀;軍用日本刀の実力探究;規格化と造兵刀;「新日本刀」とは何か?)
第5章 現代刀―斬撃性能の飽くなき探究(斬撃性能の実験検証;振武刀―寒冷環境に強い刀;満鉄刀―鉄道部品製造技術を活かした高品質刀;群水刀―群馬水電が起こした“電気製鋼”革命;斬鉄剣―小林康宏が追及した“斬れ味”)

著者等紹介

大村紀征[オオムラトモユキ]
昭和41年(1966)3月、九州産業大学産業経営学科卒。同年4月、商社入社。日立造船情報システム(株)に移籍。システム開発や営業を歴任。取締役で退社。平成8年(1996)、軍刀の現物調査開始。平成10年より軍刀の資料的本格調査を開始。その過程で現在流布されている「たたら製鉄と日本刀」の概念に疑問を持ち、日本刀の研究も併せて開始。平成14年12月、「軍刀・日本刀」のホームページ開設。平成15年、サイト支持者により「軍刀を語る会」が結成され、勉強会を実施。平成17年2月、日本刀部門の独立サイト開設。平成20年、「日本近代刀剣研究会」が発足し、顧問。考古学に基づく製鉄と日本刀の普及啓蒙活動を実施。現・福岡金属遺物談話会(幹事:福岡大学考古学研究室)受講。中世の国内鉄市場と日本刀地金のテーマを追究中。現代の美術刀剣界とは一線を画し、従来説に囚われない日本刀の真実を追究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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のれん

9
日本刀の実用性に語る本。切れ味というと七ツ胴とかの逸話があるが、そんなことよりも断面からの金属構造から、素材、鍛造方法まで近代とそれ以前で明確に分けられることを説明し、その強度を求めた戦前の軍刀の実力に繋げている。 作者の熱が一番入ってるのがココで、村田刀から始まる明治から昭和までの軍刀こそが美術品に墜ちた近代の刀とは違い、復古した古刀、元来の日本刀であると言えるとしている。 日本刀は銃と同じ兵器であり、それ故にその性能を追い求めることこそ本意である。「自衛隊」となるこの国では中々その理想は遠いだろうが。2022/01/04

なつきネコ

7
通説とは別方向から見た刀。玉鋼で四方詰めの新々刀以来の日本刀。それは別に中国から輸入された鉄で作られていた。古刀を研究すると見えてくる別の形の刀。軍刀研究目当てに買ったけど、中国との輸入鉄の歴史から始まるとは。さらに工業からみた軍刀研究史は面白い。切れ味と頑丈さと大量生産を求めた歴史。村田刀、満鉄刀へと切れる頑丈な軍刀への挑戦。さら寒冷や塩害対策。これらの研究史から日本軍の大陸侵略と海外拡大路線を象徴している。歴史は対応している例と言える。軍刀の仮想敵として中国の青龍刀があったから軍刀を捨てられなかった。2021/12/28

えぬ氏もわるよのぉ

4
現代では日本刀は美術工芸品なので、出版物も鑑賞ポイントの解説に重点を置いたのが多いが、本書は武器としての実用性に徹底的に拘った考察。現代の日本刀の定義は砂鉄をたたら製鉄で玉鋼にし、軟らかい芯鉄を固い皮鉄でくるんで作り込むのが一般的だが、これは輸入が制限された江戸時代以降の話で、それ以前は中国からの輸入鋼など材料も作り込みも多様であったとしている。また、近代の製鉄技術や製造技術を応用した旧軍の軍刀は現代では日本刀と認められていないが、性能的には凌駕し忌避する理由はないとする。既成概念を壊される本である。2020/05/20

onepei

4
私の知識が乏しいせいか、詰め込んだ話が整理できていないように感じる2020/04/11

hamu hanako

0
武器としての日本刀にフォーカスした本。他の本ではあまり触れられない軍刀についてめちゃくちゃ詳しく書いてくれていてありがたかった2021/12/19

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