内容説明
何が日本刀を、ここまで“高性能”にしたのか!?こんなにも細身で薄く美しい姿で、なぜこんなにもよく斬れ、折れも曲がりもしないのか?新日本刀、振武刀、満鉄刀、群水刀、斬鉄剣…鑑賞刀剣だけが刀にあらず!日本刀の“性能”を巡る、知られざる珠玉のドラマ!
目次
第1章 日本刀誕生(日本刀の草創期と湾刀の出現;打ち続く戦乱と武芸専門職の萌芽)
第2章 名刀の理由(歴史に名を成した実用刀;備前刀と名門「長船」の誕生;末古刀の実力と渡来鉄;古刀の刀身構造と鉄の精錬;大規模商業和鋼の誕生と新々刀)
第3章 製鉄の秘密(戦いの中の刀剣;実戦刀の雄、“関”鍛冶と美濃刀;日本刀の大変革)
第4章 軍刀の到達点(軍用日本刀の草創期;時代の要請に応える新たな日本刀;軍用日本刀の実力探究;規格化と造兵刀;「新日本刀」とは何か?)
第5章 現代刀―斬撃性能の飽くなき探究(斬撃性能の実験検証;振武刀―寒冷環境に強い刀;満鉄刀―鉄道部品製造技術を活かした高品質刀;群水刀―群馬水電が起こした“電気製鋼”革命;斬鉄剣―小林康宏が追及した“斬れ味”)
著者等紹介
大村紀征[オオムラトモユキ]
昭和41年(1966)3月、九州産業大学産業経営学科卒。同年4月、商社入社。日立造船情報システム(株)に移籍。システム開発や営業を歴任。取締役で退社。平成8年(1996)、軍刀の現物調査開始。平成10年より軍刀の資料的本格調査を開始。その過程で現在流布されている「たたら製鉄と日本刀」の概念に疑問を持ち、日本刀の研究も併せて開始。平成14年12月、「軍刀・日本刀」のホームページ開設。平成15年、サイト支持者により「軍刀を語る会」が結成され、勉強会を実施。平成17年2月、日本刀部門の独立サイト開設。平成20年、「日本近代刀剣研究会」が発足し、顧問。考古学に基づく製鉄と日本刀の普及啓蒙活動を実施。現・福岡金属遺物談話会(幹事:福岡大学考古学研究室)受講。中世の国内鉄市場と日本刀地金のテーマを追究中。現代の美術刀剣界とは一線を画し、従来説に囚われない日本刀の真実を追究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のれん
なつきネコ
えぬ氏もわるよのぉ
onepei
hamu hanako