出版社内容情報
【目次】
昔の生活に戻るのではなく、その都度自然と暮らしを新たに結び直す──。商品作物の導入が進んだ現代タイ農村で、自然環境と人間社会の関わりはどう変化してきたのか。政治生態学と地域研究の視点から描き出す。
内容説明
自然に頼る自給自足の生活に商品作物が導入され、暮らしは豊かになったが、気づけば生態系は崩れていた。これでは立ちゆかないと悟った人びとは、昔の生活に戻るのではなく、いまの暮らしと自然を新たに結び直そうとする。現代タイ農村における自然環境と人間社会の変化を、政治生態学と地域研究の視点から描き出す。
目次
第1章 いくつかの眼鏡―人と自然のアッサンブラージュと政治生態学
第2章 コミュニティ林の時代―民主主義とパターナリズムが入り交じる
第3章 コミュニティ林の現場―「実践コミュニティ」と知識の政治
第4章 ゴム・ブームがやってきた―組み替えられる暮らしの生態系
第5章 ゴム・ブームに抗えない社会―「豊かになりたい」を止められない
第6章 飛びたった人たち―南部の「ホワイトカラー」農民
第7章 政治の生態学―燃えるイサーン
第8章 燃える南部―商品作物でどこまで豊かになれるのか
第9章 新しい時代の兆し―ブリラム県での有機米づくりとヒガシオオヅル野生復帰事業から
第10章 政治生態学という眼鏡を通して見えたこと―むすびにかえて
著者等紹介
藤田渡[フジタワタル]
大阪公立大学大学院現代システム科学研究科教授。1971年三重県生まれ。2000年京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了、博士(人間・環境学)。京都大学東南アジア研究センター(現研究所)非常勤研究員、国立民族学博物館外来研究員、総合地球環境学研究所非常勤研究員、甲南女子大学文学部講師、同准教授、大阪府立大学(現大阪公立大学)准教授を経て、2023年より現職。専門は文化人類学・政治生態学の手法を用いた東南アジア地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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