出版社内容情報
パン・アフリカ主義は、奴隷制や植民地主義に抵抗し、アフリカ大陸とディアスポラを結ぶ環大西洋の越境的ネットワークを通じて、自己表象や知の生産権を主張してきた。本書では、運動で重要な役割を果たした女性たちの視点にも注目するとともに、活動家の記録や口述史料を活用し、パン・アフリカ主義の動態を立体的に描く。
【目次】
凡例
略語一覧
地図
序論 〈アフリカ〉を想像するという闘い
パン・アフリカ主義は何を意味するか
本書の視座と対象
本書の構成
本書で用いる言葉について
第一章 先駆者たち
一 奴隷化された人びとの抵抗
1 自ら記録を残すこと――「解放奴隷」の戦略的抵抗
2 奴隷化された人びとが勝ち取った独立――ハイチ革命
二 パン・アフリカ会議(Pan-African Conference)
1 パン・アフリカ主義の胎動
2 「世界の国々へ」――〈アフリカ〉からの請願
第二章 奴隷制以後の世界における知的エリートの〈アフリカ〉
一 環大西洋ネットワーク
1 「祖国」建設――シエラレオネとリベリア
2 「アフリカ的個性」を求めて
二 西アフリカ・ネットワーク
1 故郷を離れて〈アフリカ〉の学生になる
2 出版文化を通して想像される〈アフリカ〉
第三章 〈アフリカ〉を代表するのは誰か
一 政治家の役割
1 「わたしたちは西アフリカ人です」――イギリス領西アフリカ国民会議(NCBWA)の結成
2 「アフリカの声」となる――フランス領西アフリカ出身のフランス議会議員
二 多声的な〈アフリカ〉
1 ブラック・インターナショナリズム
2 ネグリチュード――〈アフリカ〉の文化的価値の発声
第四章 二つの世界大戦とアフリカ
一 アフリカにルーツをもつ兵士は「国民」になれるか
1 W・E・B・デュボイスとアメリカ軍
2 ブレーズ・ジャーニュとフランス軍
二 動員の代償
1 第一次世界大戦後の〈アフリカ〉――〈アフリカ〉民族自決の要求
2 第二次世界大戦後の〈アフリカ〉――対等性の要求という「暴動」
第五章 パン・アフリカ主義と反植民地主義
一 第五回パン・アフリカ会議
1 戦後世界と〈アフリカ〉
2 〈アフリカ〉の民衆の独立を要求する
二 アフリカ民主連合(RDA)結党大会
1 フランス帝国の戦後改革
2 〈アフリカ〉の民衆を集める――パン・アフリカ主義政党の誕生
第六章 冷戦と〈アフリカ〉
一 反植民地主義運動における東西対立
1 東西対立のなかの〈アフリカ〉
2 〈アフリカ〉から見た東西陣営
二 第三世界主義とアフリカ・ナショナリズム
1 東でも西でもない〈アフリカ〉の道
2 反植民地主義共同体としての〈アフリカ〉
第七章 脱植民地化へ――パン・アフリカ主義の限界
一 独立か連帯か――パン・アフリカ主義のジレンマ
1 フラン
内容説明
パン・アフリカ主義は、奴隷制や植民地主義に抵抗し、アフリカ大陸とディアスポラを結ぶ環大西洋の越境的ネットワークを通じて、自己表象や知の生産権を主張してきた。本書では、運動で重要な役割を果たした女性たちの視点にも注目するとともに、活動家の記録や口述史料を活用し、パン・アフリカ主義の動態を立体的に描く。
目次
序論 〈アフリカ〉を想像するという闘い
第一章 先駆者たち
第二章 奴隷制以後の世界における知的エリートの〈アフリカ〉
第三章 〈アフリカ〉を代表するのは誰か
第四章 二つの世界大戦とアフリカ
第五章 パン・アフリカ主義と反植民地主義
第六章 冷戦と〈アフリカ〉
第七章 脱植民地化へ―パン・アフリカ主義の限界
第八章 パン・アフリカ主義かナショナリズムか
結論 グローバル時代のパン・アフリカ主義運動
著者等紹介
中尾沙季子[ナカオサキコ]
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻専任講師。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻単位取得退学。フランス国立社会科学高等研究院歴史学科博士課程修了。博士(歴史学)。専門は、西アフリカ現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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