内容説明
「塩田王」の軌跡にみる日本近代史。瀬戸内塩業者の中心的存在として、巨大地主経営・政治活動・社会貢献など幅広い活動を展開した野〓家。長く非公開であった約10万点の史料群から、その活動の全容と近代化・帝国化との関係を解き明かす。
目次
本書の課題と構成
第一部 地域社会の近代化と野〓家(野〓武左衛門の塩田開発と近世後期地域社会;近世後期における野〓武左衛門の福田新田開発;幕末・明治初期の野〓武吉郎―〈児島五人衆〉としての活動から―;近代移行期における野〓家の救済と「貧者」;野〓武吉郎と三島中洲からみた明治期の地方名望家と漢学者;初期議会期における多額納税者議員野〓武吉郎の政治活動;帝国議会開設後の地方政治状況と多額納税者議員;近代における地方資産家の動向と地主制)
第二部 日本の帝国化と野〓家(明治期の食塩直輸出運動と野〓武吉郎;日清戦争と多額納税者議員―野〓武吉郎の動向を中心に―;野〓家の育英事業と中国へのまなざし;日清戦争後の対清事業と野〓家―白岩龍平と大東汽船会社を中心に―;義和団戦争と野〓家―手島知徳と田辺為三郎の渡清を中心に―;塩専売法の成立―一九〇三年~〇五年 政界・官僚・塩業界・世論―)
著者等紹介
飯塚一幸[イイヅカカズユキ]
京都橘大学文学部教授、大阪大学名誉教授、1958年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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