出版社内容情報
日本におけるキリスト教研究に多大な貢献をした有賀鐵太郎(1899~1977)が遺した貴重な未公開資料に基づく新たな研究成果を広く世に問うと同時に、有賀鐵太郎の遺した講義ノートや、同時代の知識人たちから受け取っていた書簡、有賀鐵太郎の死に際して寄せられた追悼文などの資料をまとめて提示することにより、有賀鐵太郎の学問についてはもちろん、戦前・戦中・戦後の知識人の交流について関心を持つ読者に対して新たな資料を提供する。
【目次】
口絵
凡例
第1部?人と思想
第1章?我が父、有賀鐵太郎の生涯??[有賀誠一]
第2章?有賀鐵太郎の学問形成―二度のアメリカ留学の内実とその意義??[安酸敏眞]
第3章?同志社大学神学部と有賀鐵太郎??[田中智子]
第4章?有賀鐵太郎における二つの基督教学??[小柳敦史]
第5章?有賀鐵太郎と教父研究??[津田謙治]
第6章?有賀鐵太郎とレオ・ベック―その思想的共鳴関係についての一考察??[勝村弘也]
第7章?キリスト教思想の本質と構造としての《ハヤトロギア》―有賀鐵太郎の業績とその意義??[水垣?渉]
第2部?史料編
Ⅰ?邦文
1?京都大学文学部基督教学講義題目一覧(一九四六~一九六五年度)
2?おりふしの記
①「オットーの『聖なるもの』に関しての一つの疑義」(一九二五年)
②「すすめ」(一九二七年)
③「告白としての神学」(最終講義の補完、一九六二年)
3・1?講義
「基督教学序論」(一九五〇~五二年度)
4?回想文・追悼文
①有賀のゆり「私の父」/②木田みな子「父の死」/③湯浅八郎「有賀博士を偲ぶ」/④木田献一「岳父有賀鐵太郎のこと」/⑤P・ネメシェギ「有賀先生の教父学」/⑥浅野順一「六十年来の交友」/⑦藤代泰三「有賀先生を偲んで」/⑧田中伊佐久「故有賀鉄太郎先生告別式式辞」/⑨武藤一雄「有賀鐵太郎先生追悼」/⑩水垣渉「有賀鐵太郎先生の学問的道程」/⑪ フリードリヒ・ヴィルヘルム・グラーフ「有賀鐵太郎氏との会話」
5・1?有賀鐵太郎宛書簡(邦文58名150通)
①海老名弾正(2通)/②賀川豊彦(1通)/③大塚節治(5通)/④魚木忠一(7通)/⑤波多野精一(1通)/⑥新村出(1通)/⑦田辺元(3通)/⑧田中秀央(1通)/⑨山内得立(5通)/⑩久松真一(1通)/⑪下村寅太郎(1通)/⑫石原謙(7通)/⑬渡辺善太(4通)/⑭菅円吉(5通)/⑮桑田秀延(2通)/⑯熊野義孝(5通)/⑰浅野順一(14通)/⑱佐藤貢(3通)/⑲高橋虔(1通)/⑳左近義慈(1通)/?高崎毅(1通)/?山谷省吾(1通)/?平澤興(2通)/?宮崎市定(3通)/?吉川幸次郎(4通)/?松村克己(2通)/?印具徹(1通)/?平石善司(2通)/?武藤一雄(2通)/?武内義範(7通)/?阿部正雄(2通)/?山本和(2通)/?大谷長(1通)/?秀村欣二(1通)/?藤代泰三(1通)/?森井眞(2通)/?北森嘉蔵(2通)/?遠藤彰(3通)/?竹中正夫(1通)/?野呂芳男(4通)/?木田献一(5通)/?上田閑照(1通)/?今井晋(1通)/?渡辺信夫(1通)/?小川圭治(2通)/?菊地栄三(1通)/?佐藤吉昭(3通)/?山本誠作(1通)/?森田雄三郎(2通)/?小池三郎(2通)/金子晴勇(1通)/水垣渉(4通)/伊藤邦幸(2通)/熊沢義宣(1通)/八木誠一(2通)/川端純四郎(3通)/神谷美恵子(3通)/植田
内容説明
日本におけるキリスト教研究に多大な貢献をした有賀鐵太郎(1899~1977)が遺した貴重な未公開資料に基づく新たな研究成果を広く世に問うと同時に、有賀鐵太郎の遺した講義ノートや、同時代の知識人たちから受け取っていた書簡、有賀鐵太郎の死に際して寄せられた追悼文などの資料をまとめて提示することにより、有賀鐵太郎の学問についてはもちろん、戦前・戦中・戦後の知識人の交流について関心を持つ読者に対して新たな資料を提供する。
目次
第1部 人と思想(我が父、有賀鐵太郎の生涯;有賀鐵太郎の学問形成―二度のアメリカ留学の内実とその意義;同志社大学神学部と有賀鐵太郎;有賀鐵太郎における二つの基督教学;有賀鐵太郎と教父研究;有賀鐵太郎とレオ・ベック―その思想的共鳴関係についての一考察;キリスト教思想の本質と構造としての“ハヤトロギア”―有賀鐵太郎の業績とその意義)
第2部 史料編(邦文;欧文(逆丁))



