出版社内容情報
プラトニック・ラブは一般に性愛をともなわない純粋な恋愛と理解されているが、もともとプラトンが語る恋愛はそのような性格のものではなかった。哲学=知への愛(ピロソピアー)はエロース(恋愛)やマニアー(狂気)という言葉で表現される。神話ではエロースは翼をもつ神であるが、真実在に向かって飛翔する人間の魂と重ね合わせられる。本書はいくつかの対話篇、同時代からの情報を手がかりに、プラトンが語るプラトニック・ラブの本質を明らかにする。
内容説明
プラトニック・ラブは一般に性愛をともなわない純粋な恋愛と理解されているが、もともとプラトンが語る恋愛はそのような性格のものではなかった。哲学=知への愛(ピロソピアー)はエロース(恋愛)やマニアー(狂気)という言葉で表現される。神話ではエロースは翼をもつ神であるが、真実在に向かって飛翔する人間の魂と重ね合わせられる。本書はいくつかの対話篇、同時代からの情報を手がかりに、プラトンが語るプラトニック・ラブの本質を明らかにする。
目次
第1章 エロースとは何か
第2章 哲学的エロース
第3章 詩人のインスピレーション
第4章 エロース(恋)からマニアー(狂気)へ
第5章 三つの狂気
第6章 魂の不死と輪廻転生
第7章 第四の狂気―最も幸福な秘儀
終章 プラトニック・ラブとは何か
補章 ルネサンス・プラトニズム
著者等紹介
國方栄二[クニカタエイジ]
1952年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学、京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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