内容説明
プレ・ルーブリックからポスト・ルーブリックへ。学習評価論の基礎を築いた泰斗が見せるパラドキシカルな立場性は一体何を意味するのか?サドラーによる提唱と批判という刺激的な展開を読み解きポスト・ルーブリックの学習評価論を紡ぎ出す。
目次
序章
第一章 ロイス・サドラーによる質的判断アプローチの成立過程―新しい評価の地平を求めて―
第二章 スタンダード準拠評価論の成立と新たな展開―教師の熟達した質的判断による学習評価―
第三章 形成的アセスメント論の成立と新たな展開―学習者の鑑識眼を練磨する学習評価―
第四章 熟達した質的判断のメカニズム―鑑識眼アプローチの認識論―
第五章 ロイス・サドラーによる学習評価論の到達点と可能性―ポスト・ルーブリックの学習評価の構想―
終章
著者等紹介
石田智敬[イシダトモヒロ]
1993年、愛知県名古屋市生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了、博士(教育学)。神戸大学大学院人間発達環境学研究科特命助教、日本学術振興会特別研究員PD。専門は、教育方法学(教育評価論、カリキュラム論)。日本教育方法学会研究奨励賞受賞(2022年)、日本カリキュラム学会研究奨励賞受賞(2023年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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