内容説明
市民社会の扉を開けたロックは、最先端の医学を学び、親友ボイルの実験室で研究に励み、ニュートンと手紙を書き合った。科学と社会思想は絡み合って歴史となる。これからの科学技術の真の目的を考えるために、人間が近代以降に築き上げてきた価値観のありようを歴史的背景とともに学ぶ。物理学者による長年のリベラルアーツ講義録。
目次
第1篇 「科学」はどのようにして生まれたか(「科学の誕生」とはどういうことか;古代ギリシャ哲学を振り返る;科学誕生への予兆;「科学」の思想の成長)
第2篇 人間認識・社会認識の革新と科学(人間論・社会論の革命;「自由」と社会をめぐる思想の科学的成長)
第3篇 科学・技術と私たちの思想(近代科学と技術の連携の功罪;現代社会の「閉塞」と科学技術;民主主義の思想と科学文化の統合を目指して)
著者等紹介
林哲介[ハヤシテツスケ]
1942年生まれ。1966年京都大学理学部物理学科卒業。1992年より京都大学教養部教授、同総合人間学部及び大学院人間・環境学研究科教授、同高等教育研究開発推進センター教授。この間、総合人間学部長、高等教育研究開発推進センター長、京都大学副学長等を務めた。2006年より星城大学学長、京都工芸繊維大学副学長、京都三大学教養教育研究・推進機構特任教授を経て、京都大学名誉教授。専門:物性物理学、大学教育論。京都大学理学博士。光物性研究と基礎物理学教育の傍らリベラルアーツ教育の充実・改善に努めてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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