目次
第1部 総論(中国専制国家財政の展開;中国専制国家の財政と物流―宋明の比較;中国史上の財政貨幣)
第2部 財政貨幣史各論1―先秦から五代十国まで(中国古代における銭貨統一の諸段階;財政貨幣の確立―前漢の通貨政策;前漢銭法の変遷;五銖銭の鋳造額;魏晋南北朝時代の貨幣経済;唐代の貨幣経済;五代十国時代の通貨状況)
第3部 財政貨幣史各論2―宋代から明末清初まで(北宋交子論;金代前期の幣制;金代後期の幣制;元朝の財政と鈔;元朝の商税と財政的物流;元代後半期の幣制とその崩壊;権鈔銭に見る元代民間の通貨ルール;元末の至正権鈔銭と通貨政策;明初の通貨政策)
附論1 元上都路興州(河北省隆化県)発見の文書
附録2 明末清初の銭と銀
終章 中国財政貨幣史研究の総括
著者等紹介
宮澤知之[ミヤザワトモユキ]
1952年生まれ。1982年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学。佛教大学文学部助手、専任講師、助教授、教授、同大学歴史学部歴史学科教授を経て、2023年3月退職。現在、佛教大学名誉教授、京都大学博士(文学)。専門は、中国財政史・中国貨幣史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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