出版社内容情報
誰もがあっと驚く斬新な建築物のデザインは、実は「間違い」と紙一重?発明や革新につながるひらめきを万人の物とするために、先人たちはデザイン方法の理論化を目指してきた。要となるのは、創造と問違いが背中合わせの仮説形成推論。現代の複雑な課題やイノベーションの創出には、解法も答もない厄介な問題と対峙してきたデザイン方法論が有効だ。不確実な未来にデザインのプロ志望者が備えておくべき、知情意を携えつつ「間違う」力を探求する。
内容説明
誰もがあっと驚く斬新な建築物のデザインは、実は「間違い」と紙一重?発明や革新につながるひらめきを万人の物とするために、先人たちはデザイン方法の理論化を目指してきた。要となるのは、創造と問違いが背中合わせの仮説形成推論。現代の複雑な課題やイノベーションの創出には、解法も答もない厄介な問題と対峙してきたデザイン方法論が有効だ。不確実な未来にデザインのプロ志望者が備えておくべき、知情意を携えつつ「間違う」力を探求する。
目次
序章 実践と研究の相克のために
1 だれもが日々デザインしている―デザイン方法論の射程(デザインの方法論のなりたち―「問題解決」としてのデザイン;問題と解―デザインの答の問いかた ほか)
2 ひどい問題と向き合う―デザイン方法論の戦略(推論―思考が現れる過程;デザインと間違い―構えのある心)
3 過程を見つめる―デザイン方法論が拡げるもの(デザイン思考―失敗に寛容であることの威力;人とデザイン―知情意の方法論へ)
終章 不確実な未来に向かって「間違う」デザイン
著者等紹介
松下大輔[マツシタダイスケ]
1974年東京都生まれ。Office for Metropolitan Architecture Asia(香港)、京都大学大学院工学研究科建築学専攻講師、岡山理科大学工学部建築学科准教授を経て、大阪公立大学生活科学研究科居住環境学分野居住空間設計学教授。京都大学博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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