出版社内容情報
適応と進化のプロセスは、「腸」のなかにつまっている。タンパク質不足でも筋骨隆々のパプアニューギニア高地人。栄養学からは不可解な謎を解く鍵は腸内細菌にある。地球上のあらゆる場所に住むホモ・サピエンスが,適応と進化を繰リ返すなかで獲得してきた生存システム。そのコードのひとつを高地人の低タンパク適応から解明する。
内容説明
適応と進化のプロセスは、「腸」のなかにつまっている。タンパク質不足でも筋骨隆々のパプアニューギニア高地人。栄養学からは不可解な謎を解く鍵は腸内細菌にある。
目次
第1章 フリの社会システム
第2章 集団の構造と成り立ち
第3章 生業を支える在来知
第4章 高地の食生活
第5章 長雨への対応
第6章 部族内戦争
第7章 ポートモレスビー移住者集団の生態学
第8章 低タンパク質適応
第9章 糞便をあつめる
著者等紹介
梅〓昌裕[ウメザキマサヒロ]
東京大学大学院教授。東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻修了、博士(保健学)。専門は人類生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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