出版社内容情報
妬みがもたらす呪いを怖れすべてを平等に分配する人々。資源利用を変化させ柔軟に平準化を実現する社会は、社会論の前提を覆す。
内容説明
食い物の恨みはおそろしい―パプアニューギニアの熱帯雨林、半遊動的生活を送るクボの人びとは呪いを怖れて平等を志向する。食べ物も土地も婚姻も、一つの死ですらもう一つの死で埋め合わせる…生態人類学が見つけ出した「妬み」と平準化というテーマを押し広げ、「生業が社会を規定する」という通説を覆す。
目次
第1章 ニューギニアの森へ
第2章 クボの資源利用を測る
第3章 資源利用の仕組みを探る
第4章 交換と邪術と妬みの関係
第5章 クボの森からキワイの海へ
第6章 森の時間、海の空間
著者等紹介
須田一弘[スダカズヒロ]
北海学園大学人文学部教授。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学、博士(農学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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