出版社内容情報
再生可能エネルギーによる電力の固定価格買取制度=FITが、エネルギー産業のプレーヤーを変える! 英国で刊行以来、再エネの議論には必読とされてきた本書は、FITの経済効果と環境への恩恵を実証してみせた。FITが経済を圧迫するという誤解を解き、環境か経済かではない、両方を選択するエネルギーの未来。日本に今こそ必要な待望の邦訳!
内容説明
買取価格の国民負担・再エネのコストや不安定性…「FITは市場を歪める」―そんな誤解をくつがえした本書は、エネルギー政策に大きなインパクトを与えた。FITをいち早く導入したドイツやスペインの事例を引きつつ、市場効果がコストを押し下げ経済をも促進する仕組みを詳細に分析。地球の環境を次世代に残すために、今私たちが考えなければならないエネルギー転換と自給率向上の有効策がここにある。
目次
第1章 グリーン経済
第2章 基本的なFIT設計
第3章 高度なFIT設計
第4章 不適切なFIT設計
第5章 経済新興国のFIT設計
第6章 各国のFIT制度の発展
第7章 技術的神話の解体
第8章 再生可能エネルギー導入の障壁
第9章 他の支援計画
第10章 FITの普及啓発活動
著者等紹介
メンドーサ,ミゲル[メンドーサ,ミゲル] [Mendon〓a,Miguel]
独立研究者。作家
ヤコブス,デイビッド[ヤコブス,デイビッド] [Jacobs,David]
IET(International Energy Transition)取締役
ソヴァクール,ベンジャミン[ソヴァクール,ベンジャミン] [Sovacool,Benjamin K.]
英国サセックス大学ビジネススクール・エネルギー科学政策研究ユニット(SPRU)教授、および同大学エネルギーグループ部長
安田陽[ヤスダヨウ]
京都大学大学院経済学研究科再生可能エネルギー経済学講座特任教授。専門分野は風力発電の耐雷設計および系統連系問題。現在、日本風力エネルギー学会理事、各種国際委員会エキスパートメンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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