学術選書<br> どんぐりの生物学―ブナ科植物の多様性と適応戦略

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どんぐりの生物学―ブナ科植物の多様性と適応戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784814002085
  • NDC分類 479.56
  • Cコード C1345

出版社内容情報

どんぐりが実るブナ科植物は、多くの場所で森の優占種となっている。そんな身近な植物たちの生態や形態の意外なの多様性を1冊に。

内容説明

どんぐりは、ブナ科の植物が着ける果実である。ブナ科が作る森は、北半球の温帯から亜熱帯、熱帯まで様々な環境下に広がり、どんぐりの形や生態も多様性に富んでいる。本書は、古植物学や分類学、形態学、生態学など様々な側面から、どんぐりとは何か?を検証し、昆虫や動物、菌類など様々な生物と関係しながら進化してきた、その特性を明らかにする。どんぐりについて知ることは、森の生態系について知ることでもある。

目次

第1章 ブナ科植物の誕生と分化
第2章 ブナ科植物の多様性
第3章 どんぐりの形態学
第4章 ブナ科植物の芽生え
第5章 どんぐりと昆虫
第6章 どんぐりと哺乳類・鳥類
第7章 ブナ科植物と菌類
第8章 ブナ科植物の分布と植生

著者等紹介

原正利[ハラマサトシ]
1957年東京都に生まれる。1979年東京農工大学農学部環境保護学科卒業。1984年東北大学大学院理学研究科生物学専攻の全課程を修了し、理学博士の学位取得。専門は森林生態学、植生学。1986年千葉県教育庁文化課博物館準備室に入り、県立中央博物館の開設準備に携わる。同博物館開館(1989年)後、植物科長、環境科学研究科長、生態・環境研究部長、分館海の博物館分館長等を経て2017年退職。この間、Ecological Research編集委員、千葉大学客員准教授、国立歴史民俗博物館客員教授、千葉県生物学会副会長等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

10
ドングリの誕生から進化、分布、生態などを研究者の目から詳しく解説してあります。他の生き物(動物や昆虫や菌類など)の関係も興味深かったです。どちらかが一方的に利用する例は少ないのですが、ドングリの生存戦略に沿った生き物と、そうではない者もいて自然の不思議さを垣間見ました。今年はブナが不作でクマが困っているようです。それもブナの生存戦略なのでしょうが。世界のドングリも登場しますが、東南アジアのデカいドングリは名前に馴染みがないせいか、最期まで良く理解できなかった。2020/09/16

俊介

5
ちょっと自然に踏み入ればその辺にコロコロしてて、普通は改めて考え入ることもないドングリだけど、掘り下げてみると案外奥深い。ブナ科植物の果実であるドングリは、別段美味しいわけでもなく(むしろえぐ味たっぷり)色も地味で果実としての魅力は皆無だ。それでいて、小さくて丸っこいその姿は、つい拾ってしまいたくなる。そんなドングリについて、そしてブナ科の植生について学問的な観点から、かつ一般向けに解説してくれる貴重な本だ。生物学用語も頻出するのでちょっと難しいけど、自然好きな者にとってはその好奇心を満たしてくれる。2019/05/09

きのたん

3
受粉してから結実までに時間がかかるというのが印象に残った。そうなることはわかったが理由はまだわからないらしい。どんぐりの悠久の戦略に思いをはせ、寝る前にパラリと項をめくる。至福の時。夢の中でクマと一緒に拾ってたりしないかな。期待していたが最近夢を覚えていなくて読み終わってしまった!2022/11/13

ぴょんpyon

1
「どんぐり」という身近なものから、(主に)ブナ科植物の分類、生態、植生、哺乳類・鳥類との関係などさまざまな話題へ展開していきます。章によって網羅的な内容もあり、かなり詳細な記述がなされるので、なかなか難しく頭に入りにくいものもありました。とはいえ、ブナ科植物の多様さ、変異の大きさを実感できておもしろいです。2021/06/21

takao

1
ふむ2020/03/14

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