出版社内容情報
読書は言語力を高めるというが、どれくらいの効果なのか?どんな読書をすれば良いのか?言語教育への新たな視点を提供する一冊。
内容説明
読書のもつ教育的効果の実態とそのメカニズムに切り込む認知心理学、最新の研究成果。読書と言語能力の関係について国内外の最新知見を紹介するとともに、読書が言語能力を向上させるしくみとして「用法に基づく学習」過程を明らかにする。
目次
言葉の学習と読書
第1部 読書と言語力についての教育心理学的研究(読書は本当に言葉の力を伸ばすのか?;日本人児童における読書と言語力)
第2部 読書による言語学習のメカニズムに迫る(言語学習メカニズムとシミュレーション;語彙知識の獲得メカニズム;用法に基づく学習が文・文章理解における推論に果たす役割;学習における個人差としての読書経験と単語連想)
言語学習を促す読書の拡がりと展望
著者等紹介
猪原敬介[イノハラケイスケ]
京都大学大学院教育学研究科修了。博士(教育学)。現在、電気通信大学大学院情報理工学研究科UECポスドク研究員。専門は、言語についての教育心理学・認知心理学・認知科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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