世界大学ランキングと知の序列化―大学評価と国際競争を問う

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世界大学ランキングと知の序列化―大学評価と国際競争を問う

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  • サイズ A5判/ページ数 377p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784814000012
  • NDC分類 377.2
  • Cコード C3037

出版社内容情報

世界大学ランキングの実態とそのもたらす混乱を冷静に分析し,新しい大学・研究評価のあり方を提案する。大学・メディア関係者必読。

内容説明

民間ビジネスである「世界大学ランキング」が、国家の高等教育政策の基準として採用され、世界中の知の生産現場で混乱を生んでいる。「東大がアジア1位から転落」という報道は、何を意味するのか?現代の大学に突きつけられた課題と挑戦について、現場をリードする専門家が会し、「世界大学ランキング」の実態と背景、大学評価の国際化、知の序列化を論じ、個別特性を活かした発展のために、新しい大学のあり方を提案する。大学人、教育関係者、学生、政策担当者、メディア関係者必読。

目次

第1部 大学ランキングの社会経済構造(誰のために、何のために?―大学ランキングと国家間競争;科学と民主主義の問題としての「大学ランキング」)
第2部 世界で評価されるとは―現場からの報告(高等教育のグローバル競争とキャッチアップ終焉意識;「周辺」からの抵抗―英語出版の試みに関する私的ノート;知のコミュニケーションの再構築へ―学術出版からランキングと大学評価を考える)
第3部 ランキングと世界の高等教育の再編成(大学の「ワールド・クラス」競争と世界的な階級(クラス)闘争
高等教育グローバル化に目覚めた中国―大学の国際化と海外拠点の活動を通して
台湾学術界におけるSSCI症候群
東アジアの高等教育の変容と世界大学ランキング―中国・香港・日本における研究評価の比較)
第4部 新しいメトリクスのために(比較可能なデータシステム構築のために―欧州における新たなランキング・研究評価の動向;学問分野による「卓越性」指標の多様性―多様な研究成果への報償の必要)

著者等紹介

石川真由美[イシカワマユミ]
大阪大学未来戦略機構教授。東京都立大学社会科学研究科社会人類学専攻博士課程退学。大阪大学博士(人間科学)。専攻は社会人類学。高等教育のグローバル化、知識構築とヘゲモニー、学生・研究者の国際移動、科学人材政策等を研究。在マレイシア大使館専門調査員、国連児童基金(UNICEF)ニューヨーク本部および駐日事務所勤務を経て、2003年大阪大学人間科学研究科講師。国際企画推進本部准教授・教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鴨長石

2
鈴木哲也『学術書を読む』で本書を知り、手に取る。今まで何となく感じてきた大学ランキングへの違和感が簡潔に言語化されていた。自国言語による人文学の論文がほとんど評価されないのは由々しき事態である。また論文の引用回数や掲載雑誌のインパクトファクターなどといった指標はいかにも客観的評価のように思えるが、その評価軸でいくとアインシュタインの主業績がEPR論文になってしまうというのは示唆的だ。現状認識のためには本書で十分だと思うが、それではどう改善するのかというのはこれからの課題だろう。2021/07/26

客野

2
大学ランキングの功罪について、だけでなく、日本の研究が世界に対してどうやって発信されているのかという学術書出版の立場や、人文系の評価の難しさも改めて知った。巻末には基礎解説もついていてわかりやすい2016/09/02

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