出版社内容情報
「生涯続く学び」と、「学校での学び」のつながりを見通すことは、キャリア教育にとっての最重要課題です。キャリア教育は、この達成を図りつつ、各学校が目の前の子どもたちの現状を踏まえて設定した「基礎的・汎用的能力」の向上をめざす教育活動です。
――藤田晃之
キャリア教育は、ややもすると、職業に関する体験活動や進路指導といった狭いものと捉えられがちです。ですが、本来は、子どもが自らのキャリア形成のために必要な様々な「基礎的・汎用的能力」を育てていくものであり、学校教育改善の理念なのです。
――長田徹
【目次】
はじめにーーキャリア教育は、「学校の学び」を「子どもの将来の幸福」につなげる
○第1章 学校教育全体で進めるキャリア教育
○第2章 福島県・棚倉町立棚倉小学校の実践
○第3章 兵庫県・朝来市立朝来中学校の実践
○第4章 熊本県・熊本市立必由館高等学校の実践
○第5章 学びを振り返り見通すキャリア教育
○第6章 東京都・大田区立矢口東小学校の実践
○第7章 福井県・福井市至民中学校の実践
○第8章 岡山県・岡山県立玉島商業高等学校の実践
キャリア教育・座談会1 キャリア教育を子どもの成長の指針に
キャリア教育・座談会2 子どもたちを見取り、未来につなげるキャリア教育
「むすび」にかえて――キャリア教育を〝学校教育改善の理念〟に
◎データが示すキャリア教育の成果~「キャリア・パスポート」の活用と教育的効果~